現代のシャーロック・ホームズが、なんとロンドンを離れニューヨークを舞台に、相棒の女性ワトソンと難事件の捜査に挑む異色作『Elementary』が、今年10月日本に上陸することが決定した。
『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』と題された本作は、もちろんアーサー・コナン・ドイル原作のホームズ・シリーズが(一応)ルーツとなる。ホームズ・シリーズといえば、映画・TVドラマ・舞台・アニメなど様々な形で表現されており、ここ最近ではベネディクト・カンバーバッチとマーティン・フリーマンのコンビにより、現代に場所を移したドラマ『SHERLOCK/シャーロック』が大当たり。本国イギリスはもちろん米国、日本でも爆発的人気を博している。そんな中、大胆なアレンジをされ、産声を上げたのがこの『エレメンタリー』だ。
これまでのホームズ作品と大幅に異なるのは、舞台がニューヨークであること、そしてワトソンが女性であること! 本作の製作が発表されるやいなや、国をまたいで様々な物議をかもしてきたが、いざ、本放送が始まると、あえて原作を元ネタにしておらず、現代のミステリードラマとして作りこまれた脚本とスピーディーな展開に、視聴者は意外にも好反応。すでにシーズン2の製作も決まっている。
スコットランドヤードの顧問ホームズが薬物依存症になり、資産家の父によって米国のリハビリ施設に送られる。施設を(勝手に)出たホームズは、ニューヨークにある父親の家で、女性の"付き添い"ジョーン・ワトソンと同居しつつ生活することになる。ホームズはNY市警の知人グレッグソン警部の捜査を手伝うと宣言するが、突飛な行動が多いホームズにワトソンは手を焼かされる。ただ、そうは言ってもホームズは凄腕の名探偵。ニューヨークで発生する様々な怪事件の真相究明に挑むこととなる...。
ホームズを演じるのは、英国人俳優ジョニー・リー・ミラー(『弁護士イーライのふしぎな日常』)、そしてワトソンはルーシー・リュー(『チャーリーズ・エンジェル』)。このほかグレッグソン警部をエイダン・クインが演じる。本作の企画、製作総指揮を務めるのは『トゥルー・コーリング』『ミディアム』のロバート・ドハティだ。
斬新な名探偵コンビの活躍を、スピーディかつスリリングに描いたドラマ『エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY』は、今年10月からWOWOWプライムにて放送される。(海外ドラマNAVI)
企画:ロバート・ドハティ
製作総指揮:クレイグ・スウィーニー、カール・ベヴァリー、サラ・ティンバーマン、ロバート・ドハティ
出演:ジョニー・リー・ミラー(シャーロック・ホームズ役/声:三木眞一郎)
ルーシー・リュー(ジョーン・ワトソン役/声:田中敦子)
エイダン・クイン(トーマス・グレッグソン役/声:堀内賢雄)
ジョン・マイケル・ヒル(マーカス・ベル役/声:あべそういち)
Photo:(C)2013 CBS Studios Inc.