『グレイズ・アナトミー』ファンに朗報だ。本作を放送する米ABCが、今後も末永く番組を続けていく意向を明らかにした。
週末に開催されたTCA(テレビ評論家協会)のプレスツアーにて、ABC社長のポール・リーは、本作について「この先、何年も放送を続けていきたい」とコメント。今秋アメリカでシーズン10を迎える本作は、視聴率の低下を見せているが、録画視聴による視聴率を含めると好調を維持しており、リーは番組続行に不安は感じていないと強調した。
一方、俳優業のかたわら、カーレーサーとしても活躍するデレク役のパトリック・デンプシーは、自身が出演するル・マン24時間レースをフィーチャーしたミニシリーズ『Patrick Dempsey: Racing Le Mans』のプロモーションにて、デレク役にマンネリ化を感じている様子をのぞかせて話題となった。その後、飽きたわけでも、降板が決まっているわけでもないと弁明しながら、「できることなら、レーサーに専念したい」との本音を米Huffington Postに漏らしたという。
だが、たとえパトリックが番組を降板しても番組は続いていく、とリーは考えているそうだ。局側は本作のクリエイターであるションダ・ライムズの手腕を高く評価しており、リーは「ションダには、類まれなクリエイティビティがある」と絶賛。ライムズの才能をもってすれば、キャストの降板や変更に対処しながら、番組を存続させていくことが可能だと考えているようだ。
何はともあれ、シーズン10に突入する本作が、どんな展開を見せ、どこまで続いていくのか楽しみだ。(海外ドラマNAVI)
Photo:『グレイズ・アナトミー』
(c)ABC Studios