全米をはじめ、世界103か国で初登場No.1を獲得し、日本を舞台にしたハリウッド映画で歴代No.1作品となった『ウルヴァリン:SAMURAI』。本作のジャパンプレミアが東京・六本木ヒルズアリーナにて催された。
日本家屋をモチーフにしたステージ上(最初は屋根の上!)に主演のヒュー・ジャックマンが登場し、続いて共演の真田広之、TAO、福島リラ、そしてジェームズ・マンゴールド監督が登場すると、会場に悲鳴にも近い歓声が響き渡った。ヒューは本作の感想を「スバラシイ!(←日本語)日本で撮影ができたということは、僕の夢がかなったといってもいいくらいです」とコメント。続く真田が「日本を舞台にしたこの作品を、ようやく皆さんにお観せできることができて...スバラシイ!」とさきほどのヒューの真似をすると、ヒューはもちろん、集まった観客からも笑いが起きていた。
日本での撮影は、ちょうど一年前の夏。「近くのゾージョージ(=増上寺)にも行きましたし、地下鉄などでも撮影しましたね。そして、広島県福山市の鞆の浦にも行きました」と語るヒュー。実は、この撮影が縁となり、本日ウルヴァリンが福山市の観光大使に任命されたことを告げると場内から驚きの声が沸き起こった。「でも、皆さんはウルヴァリンとあまり旅行はしたくないと思うので、ぜひ私、ヒュー・ジャックマンと旅行してください」とジョークも忘れないヒューだった。
一方、マンゴールドは、「撮影の際は、自分が都内のいろいろな場所にこっそり潜入し、ここがいい! と思った場所をスタッフに知らせ、車の中で待機するヒューたちに降りてきてもらって即撮影。普通に歩いている皆さんに混じって撮影をしていたんですよ」と当時の裏話を披露。
ウルヴァリン役は実に6度目となるヒューだが、今回はウルヴァリンの内面に迫ったとのこと。「監督が『(何度も演じているから)もう、君に全部まかせるよ』と言いつつも、この作品を深く掘り下げて、ドラマの部分を浮き彫りにしてくれた。ウルヴァリンが抱える葛藤...強さだけでなく弱さの部分をも浮き出させてくれた。感謝している」と語っていた。是非ヒューや監督がこだわった部分は観ておきたいところだ。
『ウルヴァリン:SAMURAI』は、9月13日(金)から全国ロードショー。(海外ドラマNAVI)
Photo:ヒュー・ジャックマン、(真田広之と笑顔で握手!)