マーベル・コミックのヒーローたちが集合した大人気映画『アベンジャーズ』のスピンオフとして、米ABCで先月から放送が始まったTVドラマ『Marvel"s Agents of S.H.I.E.L.D.(以下、S.H.I.E.L.D.)』。本作のフルシーズン製作が決定した。
『S.H.I.E.L.D.』は、マーベルコミックの世界観をベースに、諜報機関S.H.I.E.L.D.のエージェントたちによる活躍を描く新作ドラマ。マーベルヒーローの映画にたびたび登場したフィル・コールソン捜査官(クラーク・グレッグ)が、エージェントたちを率いる。製作総指揮とパイロットの脚本を担うのは、映画を監督したジョス・ウェドン(『バフィー ~恋する十字架~』『ドールハウス』)だ。放送に先立ち、米テレビ批評家協会(TCA)の投票により「この秋もっとも有望な作品」に選ばれていた。
それだけ期待を集めていたこともあり、人気オーディション番組『The Voice』(NBC)や、『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』(CBS)のプレミア放送といった強豪がひかえる火曜午後8時台での放送にもかかわらず、プレミア放送は視聴者数1190万人、18-49歳層で4.7レーティングという好成績を記録。ほぼ4年ぶりの最高視聴率を獲得したTVドラマ・プレミア放送となった。以後の回では視聴率が下降しているとはいえ、これまでに3話分が放送された現在も、同放送枠でナンバーワンの地位を守っている。
今回、9話分の追加製作が決まったことにより、エピソード数は全22話となった。この秋、ABCでフルシーズンの製作が決まった新番組は、本作が初めてとなる。(海外ドラマNAVI)
Photo:『Marvel"s Agents of S.H.I.E.L.D.』
(c)ABC Studios