2015年にミニシリーズとして復活する人気SFドラマ『HEROES/ヒーローズ』。クリエイターのティム・クリングによると、『Heroes Reborn(原題)』と題された復活版は、新たなキャラクターに大きく比重をおく話になるようだ。
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この復活版については、オリジナル版のキャストがどのくらい起用されるのかどうかがファンの間で話題になっている。今のところ出演が正式に決まっているのは、クレアの父親ノア・ベネットを演じたジャック・コールマンのみ。アリ・ラーター(ニキ/ジェシカ役)や、マイロ・ヴィンティミリア(ピーター役)、ザッカリー・クイント(サイラー役)は、日程の都合がつかないと話しており、ヘイデン・パネッティーア(クレア役)も、出演依頼の連絡は受けていないことを4月に明かしていた。
Entertainment Weeklyのインタビューでクリングが話したところによると、復活版は『HEROES』シーズン4のあとに続く話で、同シーズンのラストで宙ぶらりんになっていた要素を引き継ぐとのこと。ただし、物語の大半を占めるのはまったく新しいキャラクターやアイデアであり、以前のキャラクターを再登場させるのは、オリジナル版の世界観を引き継ぐためだけだという。
「ジャック(・コールマン)に出演をお願いしたのは、彼の演じたノア・ベネットというキャラクターが、シリーズ全体を通して一貫した役割をもち、新たなキャラクターとの出会いを可能にしてくれる存在だから。復活版の始まりで、小さな役割を彼が担うようにしたかった」と、クリングは述べている。
というわけで、登場人物の顔ぶれは一新しそう。それでも『HEROES』の骨子は変わりないようで、「私はかねがね、『HEROES』は希望とか、世界規模の連帯や意識にまつわるメッセージをもつ作品だと思っていました。年齢を重ねて、そうしたメッセージは私のなかでさらに凝縮しつつあります。シリーズを始めたときと同じくらい語りたいストーリーがあるのです」と、クリングは話している。復活版もオリジナル版と同じく、ファンを楽しませる作品となることを期待したい。(海外ドラマNAVI)
Photo:『HEROES/ヒーローズ』
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