『ダウントン・アビー』のミシェル・ドッカリー、映画『フライト・ゲーム』で挑む役柄について語る!

大ヒットシリーズ『ダウントン・アビー』で貴族のクローリー家の長女メアリー役を演じているミシェル・ドッカリー。この役で人気を獲得し、ゴールデン・グローブ賞とエミー賞にノミネートされるなど、現在大活躍中のミシェルが出演している映画『フライト・ゲーム』が、いよいよ9月6日(土)全国公開となる。本作でナンシーを演じるミシェルが、意気込みや共演者とのエピソードについて語った。

フライト・ゲーム

――『フライト・ゲーム』で演じる役について教えて頂けますか?

私はナンシーという女性の役を演じます。ニューヨーク‐ロンドン間のフライトの客室乗務員長なの。映画の最初から、ビル・マークス(リーアム・ニーソン)とナンシーが前にも何度か同じフライトに乗っていたことがあって、互に知り合いなの。二人の間には何か過去があるのよ。ナンシーはビルの飲酒癖も彼の問題も知っていて、飛行機の中で惨事が起こるときには彼の仲間になるんです。

――あなたは悪者ではないということですか?

公式には断言しないわ。それは秘密よ。(笑)

――ナンシーはイギリス人?

ええ。彼女はイングランド北部出身。だから私は柔らかいヨークシャー訛りで話すのだけど、脚本を書いた人たちがその点を強調したがったの。

――飛行機に閉じ込められるというのはどんな感じでしたか?

素晴らしいセットで、本当に飛行機に乗っているような気持ちになるの。本当に狭苦しいスペースで撮影をしたけど、あんなに狭いところで皆が作業をしているのが面白かったわ。私のシーンは全てそのスタジオの飛行機の中で、本当に楽しかった。たまには1箇所にずっといるのもいいものね。

――『フライト・ゲーム』の中であなたのアクションシーンはありますか?

ええ、この役にはアクションの要素はもちろんあるし、撮影するのが実に楽しかった。私は、たまたまデルタ航空の客室乗務員でもある他の女優の方から自己防衛技術を習ったの。彼女が私達にセミナーをしてくれて、便利な動きをいくつか教えてくれたので、私は映画の中で状況が危なくなってきたときにそれを使った。ハラハラドキドキして、素晴らしかったわ。そもそも、本作の監督ジャウマ・コレット=セラは優秀な映画監督でサスペンスの巨匠だものね!

フライト・ゲーム

――ご自身が飛行機に乗るとき、何か迷信のように決まってすることはありますか?

私は迷信深い方ではないし、飛行機の旅は大好きよ。特に電話やメールを受けなくていいのがいいわね。しばしの間オフにしていられるのがいいわ。この映画の乗客たちにとっては明らかにそうではないようだけれど。

――次から客室乗務員が安全のための手順説明をするときは、もっと注意を払うだろうと思いますか?

もちろん!

――アメリカでの仕事は初めてでしたか?

ええ。でもセットでクルーと働くというのは世界中どこでも同じプロセスだと思う。それでも新しい街で、今まで一度も仕事をしたことがない役者の方達と仕事ができたのは、本当に素晴らしい経験だったわ。

――リーアム・ニーソンとの共演はいかがでしたか?

彼との共演は本当に良かった。セットには素晴らしい空気が漂っていたわ。誰もが非常にプロフェッショナルで、ストーリーは随分暗いものだけど、セットには常に本当のユーモアがあったと思います。

――狭いスペースの限定されたセットの中で演じるのは、チャレンジでしたか?

スペースが極めて狭いので確かにチャレンジではあったわね。例えば、私の場合は、客室乗務員という役なので、狭いギャラリーでしょっちゅう動かなければならない。それを上手くこなすのは、面白いと同時に困難なことだったわ。でもスペースが限られていることが、場面の緊張感を高めるの!

フライト・ゲーム

映画『フライト・ゲーム』は9月6日(土)全国ロードショー
製作:ジョエル・シルヴァー(『マトリックス』シリーズ、『シャーロック・ホームズ』シリーズ゙)
監督:ジャウマ・コレット=セラ(『アンノウン』、『エスター』)
出演:リーアム・ニーソン(『96時間』シリーズ、『アンノウン』)、ジュリアン・ムーア(『ハンニバル』、『めぐりあう時間たち』)、ミシェル・ドッカリー(『アンナ・カレーニナ』、『ダウントン・アビー』)、ルピタ・ニョンゴ(『それでも夜は明ける』)


Photo:『フライト・ゲーム』
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