鬼才ラース・フォン・トリアー監督、次回作でドラマシリーズにカムバック!

『ダンサー・イン・ザ・ダーク』『メランコリア』そして最新作『ニンフォマニアック』と常に異色作を世に送り出してきたラース・フォン・トリアー監督だが、次はドラマシリーズに着手することを明らかにした。米Deadlineほかが報じている。

現在開催中のヴェネチア国際映画祭で最新作『ニンフォマニアック』が上映されたトリアー監督。その記者会見の席で、プロデューサーのルイーズ・ヴェスが今回の件を発表した。次のプロジェクトは、テレビシリーズで、タイトルは『The House That Jack Built』。英語のドラマになるという。ヴェスは、「彼(トリアー監督)には本当にとても面白いアイデアがあります。今はこれ以上、お話しすることはできません。ただ彼は大規模なキャストを求めています。このドラマシリーズは、今まで観たことのないような、そしてこれからも出ないような作品になると確信しています」と、トリアー監督のプロジェクトについて触れた。

トリアーにとってテレビシリーズは伝説的なドラマ『キングダム』以来、実に20年ぶりとなる。前代未聞のドラマシリーズになると豪語するプロデューサーたちだが、確かにトリアーであれば、テレビドラマの枠を超えた、何かとんでもないものを作ってくれそうな期待感がある。

トリアーは2016年の撮影開始を目指して、今年末頃から脚本にかかるという。(海外ドラマNAVI)

Photo:ラース・フォン・トリアー
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