2004年から4シーズンにわたって放送されたSFヒューマンドラマ『4400 未知からの生還者』を、Netflixで復活させてほしいという嘆願運動が話題になっている。
『4400』は、世界各国で1946年以降に姿を消した4400人の人々が、何の前触れもなく、失踪した当時の年齢のままで現代に戻ってくるという、ミステリアスな出来事から始まる物語。"特別な力"を身につけて宇宙から帰ってきた人々の謎に、国土安全保障省シアトル支部のエージェントが挑む。残念ながら、2007年、脚本家組合によるストライキのあおりを食らって打ち切りが決まり、シーズン4の最終話はクリフハンガーのまま番組の幕は閉じた。
現在、本作は米Netflixで配信中だが、Netflixは過去にも、米FOXで打ち切りとなった『アレステッド・ディベロプメント(ブル~ス一家は大暴走!)』を継続させた実績があることから、『4400』を復活させてほしいと、熱心なファンが嘆願運動を起こした。「良い番組に復活のチャンスが与えられるのが今の時代。『X-ファイル』や『ツイン・ピークス』で実現するんだから、『4400』にだってチャンスはあるはず!」と、発起人のジョーダンさんは意気込んでいる。
面白いことに、この運動には、ジョエル・グレッチ(『TAKEN』)、ジャクリーン・マッケンジー(『ディープ・ブルー』)、ピーター・コヨーテ(『E.T.』)、ビリー・キャンベル(『HELIX -黒い遺伝子-』)などの元出演者たちも署名し、支援を募るビデオに顔を出している。さらに、当時のプロデューサーや脚本家、監督らの署名も数多く集まっている。放送終了から8年が経過した今も、このような形で元出演者・スタッフが番組復活を願うのはファンにとっても心強いことだろう。
嘆願運動を起こせるオンラインサービスipetitions.comで、署名人数は1万5000人をすでに突破した。ファンの熱意は、Netflixを動かすことができるか? (海外ドラマNAVI)
Photo:『4400 未知からの生還者』
(c)パラマウント ジャパン