米HBOの大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』で、デナーリス・ターガリエンを演じているエミリア・クラーク。その彼女が、番組への批判に反論したことを、米Entertainment Weeklyが伝えた。
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性的なシーンが多いことで知られる本作には、"女性描写が差別的だ"という批判もよく聞かれる。そうした批判の声にエミリアは、「(本作は)物議をたくさん醸しています。そこが良いところでもあって、本当に色々な女性が描かれているんです。性の道具として扱われる女性、権利を一切持たない女性もいれば、女王なのに従うのは男一人だけという女性もいるし、想像しうる限り強くて、文字通り誰にも止められない女性もいるんですよ」と述べている。
「だから、全体を見ない反フェミニスト的な解釈を耳にすると、悲しくなります。そんな番組じゃないんです。女性の身には実に色々なことが起きるのだということ、でも突き詰めれば、女性は男性と同等なだけでなく、すごい強さを持っていることを示しているんです」と、エミリアは続けている。
確かに本作には、奴隷や娼婦から女王まで、様々な立場の女性が登場する。一部のシーンだけを槍玉に挙げて番組の姿勢を糾弾するのは間違いだと、エミリアは訴えているようだ。
世界中が注目する『ゲーム・オブ・スローンズ 第六章:冬の狂風』は、スターチャンネルにて4月25日(月)10:00より日本独占放送。本国アメリカと同日、同時刻という"日米完全同時"でスタートする。(海外ドラマNAVI)
Photo:エミリア・クラーク(『ゲーム・オブ・スローンズ』)
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