"ウィンチェスター兄弟"が語る『SUPERNATURAL』の終わり方

ディーンとサムのウィンチェスター兄弟が悪魔やモンスターを相手に戦いを繰り広げる、超常現象アクション『SUPERNATURAL/スーパーナチュラル』。2005年にスタートして以来その人気は衰えることなく、先月にはシーズン12への更新が決まるなど、いまだに終わりの見えない本作のラストについて、主演のジェンセン・アクレスとジャレッド・パダレッキが語っている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

ディーン役のジェンセンは「もし、終わり方についてシーズン1の時に聞かれていたら、それは世界の終わりだと答えていただろう。でも、最悪のことが起こった状態で終わるわけにはいかない。僕らはこのシリーズを作り続ける中でいつも、より良くしようとしている。その時にもしも別の方向へと進んでいたら、今頃は番組が終わっていたかもしれない。僕らは、本当にいい道を選んできたと思うよ」と、何度も訪れた分岐点について思いを巡らせた。

一方、サム役のジャレッドは、「時が過ぎるにつれて、この番組の終わるべき方は大きく変わってきたと思う。僕は、『明日に向かって撃て!』が大好きなんだけど、あの映画の打ち勝ちがたいものに向かっていく男たち、ラストのストップモーションを見ると、いつも素晴らしいと思うんだ。観客は彼らが死んだのか、それとも生きているのか分からない。だけど、勇敢な男たちとして永遠に記憶されるんだ」と、好きな映画を例に出して、理想の終わり方を語った。ジャレッドはさらに、状況に関係なく大事なルールがあると言い、「ディーンとサムは、戦うのを止めることができない。生きている限りね。これからも兄弟で力を合わせていくんだ。それが最も重要なことだと思うよ」と述べている。

この「生きている限り」というのがキーワードになるのかもしれない。ジェンセンは「終わりが悲劇的なものになるかそうならないかは、どちらの場合でも議論が起きるだろうね。結末がどうなるかは本当に分からないけど、僕はいつも、ディーンは弟のサムのためにはいかなる犠牲も払うと思っているんだ。もしディーンが何か選択しなければならないことがあれば、彼は自発的に決断するだろうね」と語った。

まだまだ終わりが見えない本作が今後どのように展開していくか、目が離せない。(海外ドラマNAVI)

Photo:『SUPERNATURAL』
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