映画『トワイライト』シリーズのエドワード・カレン役で知られるロバート・パティンソンが、出演映画のプロモーションでインタビューに応え、映画業界への不満を語った。英Digital Spyが伝えている。
日本では11月に公開される『シークレット・オブ・モンスター』に出演しているロバートは、英Sunday Times紙から取材を受け、同作への出演を決めた理由を聞かれた。すると、「ほかに作品がなかったから」と、マーベルやDCを筆頭にヒーローコミックス原作の作品が大半を占めている現在の映画業界への不満を吐露。「選択肢はスーパーヒーロー映画しかないんだ。スーパーヒーローをやるか、インディーズ作品に出るかだよ。ニコラス・ケイジが出演していたような作品は、今はない。『コン・エアー』(ニコラスが主演したアクション映画)のような作品に出ることはできないんだ。僕はそういう作品に出たいんだけどね」と、製作される映画のラインナップに偏りがあるために選択肢がないのだと明かした。
『トワイライト』シリーズでブレイクしたロバートのファン層は若い女性が圧倒的に多いため、どんな作品に出たとしても今のファンは見てくれると思うかを聞かれると、「見てくれる人もいると思う。でも、ほとんどの人は分からないな。『奪還者』(ロバートが出演したサスペンス映画)を観た人だったら、僕がどんな作品に出ても"彼は新しい自分を見つけようとしている"なんて思わないと思うけど。結局、自分のことだけを考えて作品を選んでしまえば、目指す道を見失ってしまうんだろうね」 と、出演作を選ぶ難しさを語った。
『ハリー・ポッター』シリーズのセドリック役を経て、『トワイライト』シリーズでブレイクしたロバート。その後は、小説家ギイ・ド・モーパッサンの同名小説が原作の『ベラミ 愛を弄ぶ男』や、アメリカ文学を代表する巨匠ドン・デリーロの同名小説原作の『コズモポリス』、鬼才デヴィッド・クローネンバーグ監督が手掛けた『マップ・トゥ・ザ・スターズ』など、人間ドラマを描いた作品への出演を重ねている。(海外ドラマNAVI)
Photo:ロバート・パティンソン
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