好調な滑り出しとなった米HBOの大作SFドラマ『ウエストワールド』。全米で大絶賛されているこのドラマに放送前から注目し、自分のドラマとコラボしたいと提案していた人物がいたようだ。英Digital Spyが伝えた。
その人物こそは、同じくHBOで大ヒット中の大河ファンタジー『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者ジョージ・R・R・マーティン。『ウエストワールド』のショーランナーであるジョナサン・ノーランとリサ・ジョイ夫妻が、マーティンからクロスオーバーを提案されたことを明かしている。米Entertainment Weeklyの取材に応じたノーランは、「僕らはジョージのことが大好きで、僕らの娘にとっての最初の旅行は、サンタフェにある彼の映画館"ジャン・コクトー"で行われた『プレステージ』のスクリーニングに出掛けた時なんだ。彼はとても魅力的な人で、素晴らしい作家だよ。そんな彼がクロスオーバーを勧めてくれたんだ。僕らは本当にラッキーだよ」と、『ウエストワールド』の放送がスタートする数ヵ月前にマーティンと一緒に食事をしたエピソードを披露した。
とはいえ、『ウエストワールド』の舞台は人間にそっくりなアンドロイドたちが登場するアミューズメント・パークのため、すべては作り物という設定。オリジナル映画では『ゲーム・オブ・スローンズ』のような中世ヨーロッパのアミューズメント・パークも描かれていたが、そのパークがドラマで出現した際に作り物のドラゴンや『ゲーム・オブ・スローンズ』のキャラクターのアンドロイドが登場するのだろうか? マーティンがどう両作をクロスオーバーさせるつもりなのか、気になるところだ。
ノーランはさらに、「僕らはこれから『ウエストワールド』を展開させるたくさんのエピソードを用意している。でも、中には今のままがいいって人もいるだろうね」と、作品を今後大きく変化させる可能性があることも示している。
米HBOで10月2日(日)にスタートした『ウエストワールド』のプレミア放送は、ケーブル/デジタル視聴を合わせて約330万人が視聴。同局の新作ドラマとしては、2014年の『TRUE DETECTIVE/二人の刑事』プレミア放送に匹敵する、約3年ぶりの好成績を収めている。(海外ドラマNAVI)
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