NetflixのCEO、「もっとシリーズを打ち切るべきだ」と考えを示す

今やTVドラマを視聴する手段の一つとして確立した動画配信サービス。その最大手Netflixの創設者であり最高経営責任者のリード・ヘイスティングス氏が、より多くの作品を打ち切りにしていきたいという考え方を明かした。米Vultureが報じた。

オリジナルシリーズの製作にも力を入れているNetflix。最近打ち切りが決定した『ゲットダウン』は例外だが、これまでの作品は1シーズンで打ち切られることがなく、少なくとも2シーズン製作されてきた。

この現状について、米CNBCのインタビューに答えたヘイスティングスは「(Netflixの)ヒット率が高すぎます」とコメント。そして、「そのため、私たちはドラマをキャンセルすることがほとんどなかった。私はいつもコンテンツチームに"もっとリスクを取るべきだ"、 "もっとクレイジーなことに挑戦するべきだ"と、プッシュしてきました。本当ならば、打ち切りの割合というのはもっと高いはずですから」と、打ち切りが少ないことが決して良い状況ではないと説明した。

とは言え、ヘイスティングス氏も故意にヒットしない番組を作って欲しいと思っているわけではない。「(リスクを取ることで)『13の理由』のように、想像もしていなかったヒット作に恵まれることもあります」と、同作を例に挙げて自らの論理を説いた。司会者のジュリア・ブーアスティンもヘイスティングス氏の「ヒット率が高すぎる」という意見に賛同し、「サービスの利用者が面白い作品、人気のある作品を見極めることが難しい」と主張した。

ヘイスティングス氏によれば、これまでのNetflixは新規契約者数の維持と増加を重視してきたが、今後は新規契約者の獲得と視聴数増加のバランスをとっていくことが大切だと考えているという。(海外ドラマNAVI)

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