大人気ファミリードラマ『フルハウス』のその後を描いたNetflixオリジナルシリーズ『フラーハウス』。世代を超えて愛される人気シリーズのシーズン3の配信日が、9月22日(金)に控えているが、日本が舞台となるエピソードの撮影のためにメインキャストが来日!
キャンディス・キャメロン・ブレ(D.J.役)、ジョディ・スウィーティン(ステファニー役)、アンドレア・バーバー(キミー役)の3人、スコット・ウェインガー(スティーブ役)、フアン・パブロ・ディ・パチェ(フェルナンド役)、ジョン・ブラザートン(マット役)に話を聞いた後、マイケル・キャンピオン(ジャクソン役)、イライアス・ハーガー(マックス役)、ソニー・ブリンガス(ラモーナ役)を直撃!
――日本の印象はいかがですか?
ソニー:昨日の夜、マイケルと一緒に原宿に行ったの。並んでいる洋服のスタイルがアメリカと違うから楽しかったわ。
イライアス:とっても楽しいことを2つやったんだけど、そのうちの一つはハリネズミカフェに行ったことだよ。4匹と遊んで、みんなに名前も付けたんだ。
――伝説のシリーズの続編への出演ということで、役が決まった時にプレッシャーは感じましたか?
マイケル:『フルハウス』は子どもの時から見ているから大好きな番組だよ。でも、役が決まる2週間前までは、そんな人気シリーズの続編のオーディションだったということも知らなかったんだ。オリジナルシリーズからのキャストもスタッフもとても親切にしてくれるから、この役がもらえて本当にラッキーだと思っているよ。
イライアス:僕もマイケルと一緒で、何の番組のオーディションなのかは実際にセットに行くまで全く知らなかったよ。当時、7歳だったかな? 若すぎたというのもあってあまりプレッシャーを感じることはなかったかな。
ソニー:大人気シリーズの続編ということで、多少のプレッシャーは感じたわ。子役の私たちは新しいキャストとして参加したわけで、オリジナルを損なうようなことはしてはいけないと感じてはいたんだけど、とにかくみんながすごく歓迎してくれたので、居心地よく演技をすることができているわ。
――とっても仲の良い3人ですが、シーズン1では突然居候することになったラモーナとジャクソンの間にちょっとした衝突がありましたよね。
マイケル:ほんとにお互いのことが大嫌いだったんだ。1番負けたくない相手っていうのかな。きっとみんな家族の中には耐えられない相手が一人くらいいると思うけど、そんな感じだね。今は兄妹のような関係でとっても仲良しだけどね。
ソニー:キミーが勝手に居候することを決めてしまったから、それに対してちょっと恨んでいる部分もあったのよね。引っ越しさせられて、転校もしなくてはいけなかったし。ジャクソンは自分の部屋を取られちゃったわけだから、しょうがないわよね。
――お客さんを目の前にしての撮影で苦労する点や、楽しいことはありますか?
ソニー:観客がいると、お客さんを楽しませなくてはいけないという苦労があるわ。ジョークやオチもタイミングを考えて、きちんと伝えなきゃいけないしね。でも、そういうプレッシャーがあるからこそ、お客さんからパワーをもらってもっと頑張ろうって思うこともできるの。
イライアス:僕はお客さんがいる時のほうが撮影をしやすいと思うよ。いない時でも、十分楽しいんだけど、やっぱりその場で反応が見れると僕たちもいいエネルギーがもらえるし、その反応を見てじゃあ演技を変えてみようってなるしね。
マイケル:実際に観客を目の前にするのはすごくやりがいがあるよね。リハーサルと違ってジョークがウケているかどうかわかるし。大きな反応があったシーンはカットされることもないから、頑張ったなってその場で感じることができるんだ。
――劇中でのお母さん(D.Jとキミー)から演技に関してのアドバイスはもらったりするのですか?
イライアス:最初の2シーズンも新シーズンも、キャンディス(D.J)とアンドレア(キミー)の二人はもちろん、ジョディ(ステファニ―)がとても親切にしてくれて、僕たちが知らないようなセットのことも教えてくれるんだ。
ソニー:彼女たちはたぶん無意識のうちに私たちに良い模範を示してくれていると思う。撮影現場に出ると模範として知らず知らずのうちに私たちにどういう姿勢で臨めばいいかということを教えてくれているのよね。長い間この業界にいる人たちだから、私たちも彼女を見ているだけでどうすればもっといい演技ができるか、プロとしてどう行動すればいいのかを学んでいる気がするわ。もちろん、演技について具体的にアドバイスをくれることもあるけど、見て学ぶこともたくさんあるの。
――それぞれのキャラクターとご自身で似ているところがあれば教えてください。
マイケル:これ僕最初に答えていい?(笑)実は会う人みんなに、ジャクソンにそっくりだって言われるんだ。自分もおっちょこちょいだし...。
ソニー:だって、いつもビーチサンダル履いていて、転ぶしね(笑)
マイケル:うん。よく転ぶんだ。本当にそっくりだと思うけど、ジャクソンはそうだね、もうちょっと自分を強烈にしたバージョンというのかな。"シットコム版"の僕だね。
ソニー:ラモーナとは、ダンスが好きっていうところは似ているわね。私も8年間ダンスをしているから。それ以外だと、両親が大好きで、彼らと良い関係を築いているというところも似ているところだわ。ただ、私の実際の親はもっと落ち着いているけどね(笑)
イライアス:僕とマックスにはすごく似ているところと、全くそうじゃないところがあるかな。今日はマックスみたいにきっちりボタンをとめて"決めている"けど、普段はジーンズとTシャツを着ることが多いんだ。でも、二人とも犬が大好きなところは似ているね。コスモのことが本当に大好きなんだよ。タイタニック好きなところも同じだな。
ソニー:それから、二人ともとっても頭がいいわよね。
イライアス:ありがとう。あとは、マックスも僕もサポートしてくれる親がいることかな。
――シーズン3の第1話はミュージカルでのスタートでしたが、普段の撮影と比べていかがでしたか?
ソニー:通常の撮影と比べて何が大変だったかというと、演技だけじゃなく同時に歌と踊りもこなさなくてはいけなかったことね。カメラに全員の顔がきちんと映るように場所にも気を遣う必要があったから、責任を感じるし、集中力が求められる撮影だったわ。
マイケル:あの撮影はほっんとに大変だったよね。
イライアス:ソニーも言っていたように、確かに演技以上に求められるものがあったので、ちょっとストレスを感じることもあったよ。でも、すごく楽しかった。通常の演技だけの撮影も大好きなのに、もっと楽しいダンスや歌を一緒にすることができたからね。
――『フルハウス』ではビーチボーイズが登場したこともありましたが、好きなミュージシャンのゲストを呼べるとしたら誰がいいですか?
ソニー:いい質問ね。誰がいいかしら。
マイケル:僕は80年代のロックが好きだから、AC/DCとか、うーん。他には誰がいいかなー。いっぱいいて選べないよ!
ソニー:好きな人が呼べるんだったら、エルヴィス・プレスリーなんかはどう? 蘇ってもらえばいいじゃない。
――エルヴィスなら、ジェシーおじさんが演じられますしね。
ソニー:その通り!(笑)なんでもありなら、ビートルズも来て欲しいわ。
――『フラーハウス』への出演で知名度も上がり生活が一変したかと思いますが、プライベートでの生活の変化はどうですか?
マイケル:日本に来てびっくりしたのが、ファンがプレゼントをくれることだね。まさかそこまでしてくれるなんて思ってなかったから。アメリカでも、ファンのみんなはとても親切だよ。人が思っているほど大変とは感じていなくて、大スターになればまた違うんだろうけど、今は僕の存在に気づいてくれてそれを喜んでくれる人たちがいるっていうのは、とても嬉しいことだと感じているよ。
ソニー:外に出て気づかれるというのは、今までと違って確かに慣れる必要があったわね。どこにも出掛けられないというレベルではないし、ファンのみんなはいつも丁寧に接してくれるけど。番組が始まってからは、彼らのおかげで仕事ができているという気持ちを大切にしようという意識が生まれたの。
イライアス:ソニーが言っていたように、外に出れば僕のことを知っている人もいるわけだから、そういう面では慣れる必要があったね。好き勝手できないし、マナーもきちんとしなきゃいけないしね。
マイケル:その前は悪いことしていたの?
イライアス:だってまだ7歳だったもん!(笑)
Netflixオリジナルドラマ『フラーハウス』シーズン3は30周年アニバーサリーを迎える9月22日(金)にPart1(第1話~第9話)が、12月よりPart2(第10話~第18話)がNetflixにて全世界同時ストリーミング開始。
Photo:『フラーハウス』
©Saeed Adyani/Netflix