オスカー女優キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、テレビ映画に出演!

2002年のミュージカル映画『シカゴ』でアカデミー賞助演女優賞を獲得したキャサリン・ゼタ=ジョーンズが、米Lifetimeのオリジナル映画に出演することが明らかになった。米Deadlineらが報じている。

『Cocaine Godmother(原題)』というタイトルのこの映画は、1970年代から1980年代にかけて、コロンビアからアメリカにコカインを密輸していたグループ、通称"コカイン・カウボーイ"のオリジナルメンバーであるマイアミのドラッグ女帝、グリセルダ・ブランコの人生を描いたもの。

グリセルダはドラッグ密売人としてニューヨークのクイーンズに住んでいたが、その後マイアミにまでビジネスを拡大、2番目の夫が死んだことにより"黒い未亡人"のニックネームで周囲にその名を広めていたが、2012年に射殺され一生を終えた。グリセルダは生前、全米にドラッグ密売のネットワークを確立し、200件以上もの殺人を命じていたと言われている。

キャサリンは、そんな女性を演じるにあたって「グリセルダに同情や同調をするのが目標ではないわ。彼女はそれに値するとは思えないしね。でも、この作品を製作するLifetimeとA+Eには賛辞を送りたいわ。(こういう人物を)もっと素敵なキャラクターに変えて製作する方が簡単なのに、それをしなかったから」とコメントを発表している。

また、「危険なドラッグ帝国で、頂点に上り詰めたことに対しては、すごいとは思うの。彼女は悪党ではあったけれど、視聴者には、少し彼女を好きになって欲しいのよ」と、自身のキャラクターをアピールした。

監督は、『リミットレス』『スリーピー・ホロウ』『ハンニバル』などで知られるメキシコ出身のギレルモ・ナヴァロが務める。(海外ドラマNAVI)

Photo:キャサリン・ゼタ=ジョーンズ
(C)FAM020/FAMOUS