2005年から続く大ヒット犯罪捜査ドラマ『クリミナル・マインド FBI行動分析課』のスピンオフとして誕生した『クリミナル・マインド 国際捜査班』が、AXNにて2月20日(火)22:00より放送となる。本家と同じく、プロファイリングを交えながら凶悪犯罪に立ち向かうFBIチームの活躍を描く本作で、チームリーダーのジャック・ギャレットを演じるのは、『CSI:NY』や『フォレスト・ガンプ/一期一会』で知られるゲイリー・シニーズ。2作品の違いや、本作のリアルな作品作りについて語ってくれた。
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――まず、本作と『クリミナル・マインド』の違いについてお聞かせいただけますか?
我々は『クリミナル・マインド』のことを"母船"と呼んでいるんだ。『クリミナル・マインド』はアメリカ国内の犯罪を扱い、国内の事態に対応している。それに対して我々の作品は、FBIの国際犯罪特別捜査班を描いていて、海外で危険に巻き込まれた米国人を救うのが任務なんだ。だからエピソードごとに舞台となる国が変わる。それによって従うべきルールも違ってくるし、直面するチャレンジも様々なんだ。行政や警察も国によって違い、協力的なところもあれば、我々に協力することを敬遠するところもある。毎週新しい世界を見せてくれるから視聴者は楽しめると思うよ。
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――タイやインドが舞台となっているエピソードを拝見しましたが、今後どのような場所が登場するのですか?
最初の13エピソードはタイから始まり、ベリーズ、メキシコ、そしてムンバイなどが続く。エジプト、モロッコ、トルコも舞台になっている。東京にも行くよ。ほかにもスペイン、パリ、ハイチなど、世界中でストーリーが展開していく。
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――そうしたインターナショナルな舞台設定や出演者は、いかにドラマの魅力を増していると思いますか? 各国の人がこのドラマを見たくなる理由は?
『クリミナル・マインド』自体のファンが世界中にいるから、そのおかげで本作も既に多くの人の関心を引きつけているはずだ。ジョー・マンテーニャやトーマス・ギブソンなど優秀なキャストが出演しているFBI行動分析課を描いた作品と、FBI国際犯罪特別捜査班を描いた本作が「一体どう違うのか?」って、彼らの好奇心は刺激できていると思う。
本作はエピソードごとに方針やルールが異なり、大きな航空機に乗って世界中を飛び回り、捜査に必要なものはすべて一緒に運んでいる。だから"母船"の『クリミナル・マインド』との相違点は多い。航空機は17種類ほどあり、車両も運べるという、移動式オフィス、もしくは移動式ホテルのようなものだ。捜査官たちは様々な国を訪れ、様々な悪者たちに立ち向かうから、視聴者も見ていて飽きないだろう。
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――そうした様々な言語や文化が描かれる点も本作の魅力の一つですよね。インターナショナルらしさを感じさせるゲストを今後迎える予定は?
先程も言ったように、本作では世界中が舞台となっている。アジアからヨーロッパ、南アメリカ、メキシコ、小さい島々までね。各国を回っているから、文化的な壁もあるし、現地の警察のルールがFBIとまったく異なる場合もある。でもそれらを乗り越えていくのがFBI国際捜査班の仕事なんだ。
調べていて分かったんだけど、世界中に70以上のFBIの支局があるらしい。だからこのドラマの設定はリアルだし、リアルな事件をもとに描かれている。技術アドバイザーに助言を仰ぎ、海外捜査班で働いている人々からは地元の大使館や政府や警察とやり取りをしていく上での困難について話を聞いてきた。こうした国の人々を演じられる役者をロサンゼルスで探してるんだけど、その数の多さに驚いているよ。ゲストとして各文化を代表する役を演じる面々も多数迎えるんだ。
■『クリミナル・マインド 国際捜査班』放送情報
2月20日(火)22:00よりAXNにてスタート
[字]毎週火曜 22:00~
[二]毎週水曜 23:00~
公式サイトはこちら
Photo:『クリミナル・マインド 国際捜査班』
(c) ABC Studios