全米で2018年前後に始まる注目ドラマの予告編をお届けする本連載。10回目の今回は、スーパーマンの前章を描くドラマとして、2014年から3年越しで企画が実現した『Krypton(原題)』をご紹介しよう。
We"re going beyond the trailer for all our Superfans. #Krypton
— SYFY (@SYFY) 2018年2月3日
米Syfyがワーナー・ホライズン・テレビジョンと協同で企画を進めてきた、DCコミックス新シリーズの本作は、スーパーマンの故郷クリプトン星を題材にしたドラマ。主人公は、スーパーマンの祖父セグ=エルで、排斥され屈辱を受けたエル家の名誉を挽回し、混沌とした状況から愛する世界を救うために奮闘する姿が描かれる。
主人公のセグ=エル役に抜擢されたのは、英国の新人俳優キャメロン・カフ。セグ=エルは、かつてクリプトン星で繁栄していたエル家の子孫で、あらゆる技術において優れた才能に恵まれた青年。現在はクリプトン星の中で最も低い階級として暮らしている。そんなセグ=エルと恋に落ちるヒロイン、リタ・ゾッド役には英国人女優のジョージナ・キャンベルがキャスティングされている。このリタは、映画『マン・オブ・スティール』に登場する悪役である、クリプトン星のかつての軍の最高司令官ゾッド将軍と同じ家系という設定だ。
ほかには、エル一族の女家長チャリス役にポーラ・マルコムソン(『レイ・ドノヴァン ザ・フィクサー』)、多大なる知性を持ち、のちにスーパーマンと敵対することになるエイリアン・アンドロイドのブレイニアック役にブレイク・リットソン(『ダ・ヴィンチと禁断の謎』)、地球からタイムトラベルをしてクリプトン星にやってくる若者アダム役にショーン・サイポス(『ヴァンパイア・ダイアリーズ』)が名を連ねる。製作総指揮を務めるのは、『マン・オブ・スティール』の脚本を手掛けたデヴィッド・S・ゴイヤーと『スリーピー・ホロウ』のダミアン・キンドラー。
今回公開となった予告編の舞台は、滅びる前のクリプトン星。そこに突如現れる野球帽にパーカー姿の若者アダム。彼がセグ=エルに「あなたの孫は宇宙の救世主になる。だけどそのせいで、未来から敵がこの惑星を滅ぼしに来るんだ」と伝え、スーパーマンのマントを手渡す。果たしてセグ=エルはクリプトン星を救うことができるのか!? もし救ってしまうとスーパーマンの誕生はどうなってしまうのか...!?
Syfyは、開局25周年に合わせてSFやファンタジー、コミックなどのファン向けにブランドの再構築を図っており、本作は既にシリーズ化も決定している。
『Krypton』は米Syfyにて3月21日(水)にプレミア放送予定。
Photo:キャメロン・カフ
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