『ウォーキング・デッド』のあの人、ウルヴァリンを演じたい!

現在、日本でも大ヒット公開中の『グレイテスト・ショーマン』に主演し、伝説の興行師P・T・バーナムを演じているヒュー・ジャックマン。彼の代表作と言えば、マーベルのアクション映画『X-MEN』シリーズであり、ある人気ドラマの俳優が彼が演じるミュータント、ウルヴァリンに憧れているという。米Screen Rantが伝えた。

ヒューが初めてローガン=ウルヴァリンを演じたのは2000年のこと。それから現在まで、8度にわたって同役を演じている。特に昨年公開された『LOGAN/ローガン』はシリーズの中で最も高い評価を得ていて、アメコミ映画としては非常に珍しく、アカデミー賞(脚色賞)にもノミネートされた。しかし、ヒュー本人は同作からの引退を希望しているようで、今後誰がこの役を引き継いでいくのか、現段階では不明。トム・ハーディ(『マッドマックス 怒りのデス・ロード』)やスコット・イーストウッド(『パシフィック・リム:アップライジング』)らの名前も挙がっているというが、定かではない。

そこで今、一人の俳優が名乗りを上げているという。世界中で大ヒットしているサバイバル・パニックドラマ『ウォーキング・デッド』でジーザス役を演じているトム・ペインだ。トムは米TV Guideのインタビューでウルヴァリンの役を引き継ぎたいとコメント。また、コミックのウルヴァリンが身長155cmなのに対し、ヒューは186cmで、170cmの自分の方が近いと語っている。「ウルヴァリンは実際には155cm〜157cmくらいなんだ。そしてヒューは、彼はもちろん素晴らしかったけど、(実際のウルヴァリンよりも)かなり大きすぎるんだよ。もし、新たにウルヴァリンのキャスティングをするなら、僕なんかいいと思うよ」

ヒューの身長が高いという話は今でこそ忘れ去られているが、『X-MEN』スタート時にはキャスティングを取り巻く論争の一つだった。幸いなことに、彼の演技は高く評価され、ファンも身長の問題をスルーするようになった。トムがどう役を引き継ぐことは面白い選択肢の一つになるが、ヒューのウルヴァリンが愛されていることを考慮すると、スタジオ側は今後数年間ウルヴァリンの映画製作を中断する可能性があるようだ。

『X-MEN』フランチャイズは、現在、『デッドプール2(仮題)』(2018年6月日本公開)や、2019年公開予定の『New Mutants(原題)』など、スピンオフ作品の製作に力を入れている。(海外ドラマNAVI)

Photo:ヒュー・ジャックマン演ずるウルヴァリン(映画『LOGAN/ローガン』)(C)2017Twentieth Century Fox Film Corporation