『ベター・コール・ソウル』ボブ・オデンカーク、「ソウルになりたくない!」

大ヒットドラマ『ブレイキング・バッド』の前日譚ドラマ『ベター・コール・ソウル』で、主役を演じるボブ・オデンカークが、「ソウルになりたくない!」と語っている。米Entertainment Weeklyが伝えた。

本作は、『ブレイキング・バッド』に登場した悪徳弁護士ソウル・グッドマンが、本名ジミー・マッギルを名乗っていた時代を描き、いかにジミーがソウルに変貌を遂げていくのかが描かれている。

シーズン4では、ジミーがソウルになりゆく過程に迫る模様で、インタビューに答えたボブは「ソウルになりつつある事実に向き合わなくちゃいけない。ソウルのことは嫌いなんだよ。もしジミーが自分の友達だったら、"そっちの道へ行くな"って言うだろうな。ジミーは好感がもてるし、すごく自然に描かれている。ジミーとソウルは完全に違う人間じゃないけど、僕はジミーが好きなんだ」と語り、シーズン4の撮影では複雑な気持ちになっていたようだ。

そして、クリエイターのヴィンス・ギリガンとピーター・グールドに、スピンオフ製作の話を聞かされた時はリスクが大きいと思い、その話題になるたびに控え目な態度で接していたことも明かしている。スピンオフが製作されるのならば、クリエイターがきちんとした理由をもって取り掛かって欲しかったからだと述べ、はじめは「どうやって視聴者にソウルのことを好きになってもらうんだ? 彼を見ているのは好きだけど、それは自動車事故を遠くから見ているかのようだからね。興味を引くけど、彼は嫌な奴だから」と思っていたそうだ。

『ベター・コール・ソウル』の演技で、ボブはエミー賞ドラマ部門主演男優賞に3度ノミネートされ、シリーズは高い評価を得ている。

いよいよジミーがソウルへと変貌を遂げそうな『ベター・コール・ソウル』シーズン4は、本家とクロスオーバーされることが発表されており、米AMCにて8月6日(月)より放送がスタートする。日本では、Netflixでシーズン1から3が配信中。(海外ドラマNAVI)

Photo:『ベター・コール・ソウル』シーズン3
(C) Credit: Robert Trachtenberg/AMC/Sony Pic