映画『君の名前で僕を呼んで』で17歳の少年エリオを演じ、22歳の若さで第90回アカデミー賞の主演男優賞をはじめ、ゴールデン・グローブ賞、英国アカデミー賞(BAFTA)など主要な賞レースでノミネートを果たし、世界中のファンを魅了したティモシー・シャラメ。そしてそのスタイルやファッションセンスが話題を呼び、映画界だけでなくファッション界においても今一番ホットな男と呼び声も高いティモシーの最新作『Beautiful Boy(原題)』の邦題が『ビューティフル・ボーイ』に決定し、2019年4月にTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開される。
映画『ビューティフル・ボーイ』は、父デヴィッドとドラッグ依存症だった息子ニックが、それぞれの視点で書いた2冊のノンフィクションを原作にした愛と再生の物語。Netflixオリジナルドラマ『13の理由』の脚本家として活躍するニック・シェフが、8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服し、彼を支え続けた家族の、実話に基づく愛情あふれるストーリーだ。
日本公開に合わせて決められた邦題は、原題『Beautiful Boy』そのままの『ビューティフル・ボーイ』。「ビューティフル・ボーイ」と聞くと多くの人が連想するものに、1980年に発表されたジョン・レノンによる同名楽曲があるのではないだろうか。ジョンが当時5歳だった息子ショーンのために書き、数々のアーティストによってカバーされ世界中で愛されるこの曲が、劇中でも父デヴィッドにより、息子ニックへの子守唄として口ずさまれ、観客の感情を大きく揺さぶるシーンで使われている。「人生は長い道のり。毎日、あらゆることが少しずつ良くなっていくんだよ」と優しく語りかけるこの曲と父デヴィッドが、息子ニックを"愛し、見守り続ける"物語の世界観にシンクロしている。
製作はブラッド・ピットが代表を務める製作会社プランBエンターテイメント(『ムーンライト』『それでも夜は明ける』)とブラッド本人がプロデュースを手掛ける。シャラメは息子ニック役を、父親デヴィッドを『The Office』のスティーヴ・カレルが熱演。2018年のアカデミー賞授賞式でゲイリー・オールドマンに「君は絶対ここに戻ってくる」と言わしめたシャラメは、本作でいかんなくその才能を発揮し、先日発表されたゴールデン・グローブ賞でも助演男優賞にノミネートされるなど賞レースを牽引中。ゲイリーの予言が現実となるのか、本国のメディアや評論家からアカデミー賞ノミネートが有力視されているシャラメに期待がかかる。
劇中でドラッグへ堕ちていく姿さえも美しく、観客の心を魅了するティモシーの美しすぎる最新作『ビューティフル・ボーイ』は、2019年4月にTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開。
ニック・シェフが脚本を担うNetflixオリジナルシリーズ『13の理由』の作品データベースはこちらから。(海外ドラマNAVI)
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