映画『ビューティフル・ボーイ』主演ティモシー・シャラメ、人生で初めて恋に落ちたあの人との不思議な巡り合わせとは!?

映画『君の名前で僕を呼んで』で17歳の少年エリオを演じ、世界中のファンを魅了したティモシー・シャラメの最新作『ビューティフル・ボーイ』。4月12日(金)より全国公開となる本作は、Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』の脚本家として活躍するニック・シェフとその父親がそれぞれの視点で書いた2冊の回顧録が原作。8年という長い歳月をかけてドラッグ依存を克服した息子と、それを支え続けた家族の実話に基づく愛と再生のストーリーだ。

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本作で脚本を担うのは、『LION/ライオン ~25年目のただいま~』でアカデミー賞候補となったオーストラリア出身の脚本家ルーク・デイヴィス。デイヴィスは、詩人であり、作家であり、エッセイストでもある。そんな彼が初めて手掛けた脚本は、自身の実体験を基にして書き上げた同名小説が下敷きとなっている、2006年公開映画『キャンディ』。その作品で主演を務めたのが、ティモシーの憧れであり、今は亡き名優のヒース・レジャー(『ダークナイト』)。ヒースはこの映画で、最愛の恋人が稼いだ金をドラッグにつぎこむ詩人を好演していた。

今年のパームスプリングス国際映画祭でインタビューに答えたティモシーは、「人生で初めて恋に落ちたのは、不屈の(サッカー選手のリオネル・)メッシや、(バスケ選手の)レブロン(・ジェームズ)のようなスーパーヒーローではなく、ヒース・レジャーのような繊細なアーティストなんだ。すべてをさらけ出している役者ほど魅了され、その人の作品を貪り食うように見ていた」と明かしている。

今作でティモシーは、ヒースが称賛を浴びた『キャンディ』と同じく、ドラッグに溺れる主人公という役柄に扮し、ノンフィクション映画にこの人アリと言わしめるデイヴィスが書いた脚本を演じることとなった。敬愛するヒースを見て演技を学んできたティモシーは、本作の役作りにヒースを参考にしたのではと想像せずにはいられない。

新星ティモシーに最高の舞台を用意したノンフィクション映画の名手デイヴィス。彼の物語から、ヒースに継ぐ新たな名演が生まれることになるのか。ドラッグに堕ちていく息子を信じ続けた8年間。ジョン・レノンが愛息に捧げた名曲が彩る痛ましくも美しい愛と再生の記録『ビューティフル・ボーイ』は、4月12日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ他にて全国公開。(海外ドラマNAVI)

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映画『ビューティフル・ボーイ』
配給:ファントム・フィルム
提供:ファントム・フィルム、カルチュア・パブリッシャーズ、朝日新聞社
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ヒース・レジャー ©François Duhamel