およそ50人の著名人や資産家が大学の不正入学に関与し、米検察当局から訴追されている一連の騒動で渦中にいるロリ・ロックリン。出演シリーズを立て続けに解雇された彼女に対し、Netflixのコメディドラマ『フラーハウス』で共演したD.J.役のキャンディス・キャメロン・ブレとステファニー役のジョディ・スウィーティンが、サポートのメッセージを贈っていることがわかった。米Radar Onlineが報じている。
この一連の騒動はロリをはじめとする富裕層が、ウィリアム・シンガー被告が運営する偽の慈善団体に謝礼金を支払うことで、米大学進学適性試験であるSATやACTでの替え玉受験などの不正を行い、子どもたちをスタンフォード大学やイエール大学といった名門校に入学させていた事件だ。
ロリはファッションデザイナーの夫モッシモ・ジャヌリと共謀し、娘二人を南カリフォルニア大学に入学させるために、同校ボート部でのスカウト入学を装い合計50万ドル(約5560万円)を支払ったと伝えられている。
3月23日(土)に開催されたキッズ・チョイス・アワードで、『フラーハウス』が"お気に入りのコメディTV番組賞"を受賞し、賞を受け取るために登壇したキャンディスとジョディが次のようにコメントしている。「たくさん心があるところには、たくさんの愛もあります。そして愛がある家族は、何があっても結束して困難な時もお互いを支え合って励まし、どんなに大変でもそばにいてお互いのために祈ります。また愛にあふれた家族は団結して、順調な時を祝うのです」とロリの名前を挙げはしなかったが、彼女への励ましだと思われるメッセージを発していた。
ロリは今回のスキャンダルを受け『フラーハウス』だけでなく、米The Hallmark Channelの時代劇ドラマ『When Calls the Heart(原題)』と、同局のTV映画シリーズ『Garage Sale Mysteries(原題)』も解雇されている。
すでに裏口入学騒動で2つの集団訴訟が起こされており、そのうちのひとつでロリと、『デスパレートな妻たち』のリネット役で知られるフェリシティ・ハフマンほか45名の名前が被告として挙げられている。(海外ドラマNAVI)
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Netflix『フラーハウス』