主演俳優がクビになった『リーサル・ウェポン』、シーズン3で打ち切りに

大ヒットアクション映画をTVシリーズ化した米FOXの『リーサル・ウェポン』が、シーズン3をもって終了することが明らかになった。米TV Lineが報じた。

復活した『リーサル・ウェポン』だったが…

1980年代から1990年代にかけて映画4本が製作されたオリジナル版は、メル・ギブソン(マーティン役)とダニー・グローヴァー(ロジャー役)を主演に、正反対の性格の二人の刑事が相棒となって時にシリアスに、時にはコミカルに事件を解決していく姿を描いた大人気シリーズ。これをベースに、TVシリーズ版では、クレイン・クロフォード(マーティン役)とデイモン・ウェイアンズ(ロジャー役)が新たな凸凹コンビを演じていた。

待望のTVシリーズ化とあって期待値は高く、シーズン1はフルシーズン製作されるほどの反響があったものの、撮影中の態度を問題視されていたマーティン役のクレインがシーズン2終了後に解雇される事態に。シーズン3からはショーン・ウィリアム・スコット(『アメリカン・パイ』)が新たに加わり、ウェスリー・コールというロジャーの新たなパートナー役を務めていた。

しかし再スタートを切ってまもなく、今度はロジャー役のデイモンが突如シーズン3全13話を終えたら降板するつもりだと宣言。その後、シーズン3は追加でさらに2話分製作することになり、デイモンも出演に合意して、全15話を務め上げた。製作総指揮のマット・ミラーは彼のこうした仕事っぷりを見て、「デイモンと話して交渉しないといけないと思う。だが、彼はきっと戻ってきてくれると強く信じているよ」と今後について発言していたが、望むような展開にはならなかったようだ。

『リーサル・ウェポン』シーズン3は平均レーティングが0.7、視聴者数が約310万人で、シーズン2から25パーセント減少という成績だった。(海外ドラマNAVI)

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『リーサル・ウェポン』シーズン3
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