スティーヴン・スピルバーグ製作総指揮のSFアクションドラマ『フォーリング スカイズ』で主人公トム・メイソンの息子ベン役を5シーズンにわたり演じたコナー・ジェサップが、同性愛者であることを告白したことが明らかとなった。米Peopleが報じている。
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今月23日(日)の自分の25歳の誕生日に、13歳の時から自分が同性愛者だと分かっていたというコナーが、LGBTQのプライド月間に合わせてInstagramでカミングアウトした。「私生活ではカミングアウトしていたけれど、公式にはまだできていなかった。僕は上位中流階級のリベラルな家庭出身のシスジェンダー(生まれた時に診断された身体的性別と自分の性自認が一致している人)の白人男性だし、受け入れてもらえない心配はなかった。これだけの恩恵があったにもかかわらずカミングアウトできずに躊躇していた」と、簡単には公にできなかったと綴っている。
そんなコナーがカミングアウトを決意した理由は、公にできないばかりに、同性愛者の自分を別人のように感じてしまったからだという。「そうやって逃避していたことが今となっては奇妙で恥ずかしいけど、当時は自然なことだったんだ。慎重になることは絶対だったし、そうしていることが無害なように感じた。それに、自分のことを気にする人がいると考えるなんて厚かましいし、プライベートなことに他人が口を挟む権利はないと思っていた」と続けている。だが年齢を重ねるうちに、言わないでいることの心地良さが恥ずかしさに変わっていったとのこと。
「そのうち、慎重でいることが息苦しくなってきたんだ。自分の話し方や振る舞い、服装や冗談を制限したくないし、ゲイであることが問題であるかのような考えに少しも加担したくない。ゲイであることに感謝しているし、"クィア(性的マイノリティ)"こそがステレオタイプや自己中心主義、個性のなさへの解決策でもあると思っている」と、どのように自身を受け入れてカミングアウトに至ったかという心境の変化についても言及した。
最後にコナーは、「もし君がゲイやバイ、トランスやXジェンダーだったり、自分のセクシャリティが分からなかったり混乱していたり、心が傷ついていたり独りだと感じていたとしても、そうじゃなくても世界を驚きに満ち、生きやすい場所にするのは自分自身なんだ。僕の人生にいる全ての"クィア"や変わり者、はみ出し者や恋人たちに愛してると言いたい。みんな大好きだよ。ハッピープライド!」と締め括った。
俳優としてのコナーは『フォーリング スカイズ』の他、法廷ドラマ『アメリカン・クライム』や青春映画『さよなら、ぼくのモンスター』などに出演しており、スティーヴン・キングの息子ジョー・ヒルが手掛けるコミックのNetflix版『Locke & Key』への出演が決まっている。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『フォーリング スカイズ』のコナー・ジェサップ(左)
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