かつてのリックが現れた!?『ウォーキング・デッド』を語り尽くす『トーキング・デッド』

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』の全米での放送直後にキャストやスタッフをゲストに迎えて同作の貴重な裏側が語られるトークショー『トーキング・デッド』。本家のシーズン10後半に合わせて、同番組の新エピソードもHuluにて順次配信中だ。『ウォーキング・デッド』シーズン10第10話「忍び寄る影」の放送直後に収録された第10回の内容をちょっとだけご紹介しよう。(※本記事は『ウォーキング・デッド』シーズン10第10話までのネタばれを含みますのでご注意ください)

この回のゲストは、ガンマ役のソーラ・バーチ、製作総指揮のデニス・フース、そして新スピンオフ『The Walking Dead: World Beyond(原題)』の出演者で本家のファンでもあるニコ・トルトレッラ(『サバヨミ大作戦!』)。

囁く(ささやく)者の集団から離れてアレクサンドリアに現れたガンマ役のソーラは、環境が森の中から水道、トイレ、エアコンが完備された家へと変わったことについて「楽園みたいで最高」と歓喜。ただし、ソーラ本人と違ってガンマはアレクサンドリアに完全に溶け込んではいないようで、「少し心を開いたけど、まだ多くの情報を明かしていない。すべての質問に完全に答えたわけじゃないはず」と、警鐘を鳴らす。

そんなガンマを追ってきたベータとジュディスが対面したシーンは緊張感あふれるものになったが、舞台裏は和気あいあいとしていた模様。ベータ役のライアン・ハーストは、撮影の合間にジュディス役のケイリー・フレミングをジョークで脅すとすぐ降参したとして「早熟に見えてもやっぱり子供だ」とニッコリ。一方のケイリーに言わせるとマスク姿のライアンはかなり怖く見えるようだが、共演シーンで複数の演技を試している中、ある仕草がライアンの爆笑を誘ったと明かしている。

また、リディアが母親のアルファでなくダリルを助けたことに関して議論が沸騰。「リディアはアルファを殺すべきだった?」というファン向けアンケートの結果はYESが73%だったが、ソーラは「殺せばアルファは"教えた通りで誇らしい"と思うはずだし、殺さなければ彼女はまだ娘への支配力があることになるので、どちらにせよアルファの勝ち」と分析する。さらに、リディアがダリルを助けたことでアルファの中にわずかに残っていた人間性が失われたのではないかという問いに対して、フースは「影響は大きい」と語る。

今回のリディアの一件はアルファだけでなくシリーズ自体にも大きな影響を及ぼすらしく、フースは「このあと毎回過酷なドラマが続いていく」と、シーズンフィナーレに向けて冷戦状態から大きく変わっていくと予告している。

番組終盤には、4月12日(日)より全米で始まるスピンオフ『The Walking Dead: World Beyond』の話も飛び出し、ニコは「『ウォーキング・デッド』と『フィアー・ザ・ウォーキング・デッド』をあの世界におけるローカルニュースにたとえるなら、本作はいわば全国ニュース」という独特の表現で新シリーズの見どころを紹介。さらに自らが演じるフェリックスについて「賢くて忠実で、みんなを守るのが役割。シーズン1のリックによく似てる」と描写したところ、ホストのクリス・ハードウィックが「そういえば、君のヒゲもあごの輪郭も何もかもがどことなく...」と同調。するとすかさずニコがリックの真似をして「カール!」と叫び、笑いを誘った。

そのほかにも、ベータが墓から"蘇った"経緯や、生き別れの兄がいるという噂、アルファによるダリル絶賛、ゲイブリエルが変化した理由など今回も内容盛り沢山なので、番組内で確認してみてはいかがだろう? 『トーキング・デッド』の該当エピソードは3月12日(木)0:00よりHuluにて配信。なお、Huluでは『ウォーキング・デッド』とノーマンがホストの旅番組『ライド with ノーマン・リーダス』も配信中だ。(海外ドラマNAVI)

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『トーキング・デッド』
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