『HAWAII FIVE-0』マクギャレット役アレックス・オローリン、背中の怪我が深刻だった...

常夏のハワイを舞台に、特別捜査チームFIVE-0の活躍を描く大ヒット犯罪捜査ドラマ『HAWAII FIVE-0』が、米CBSで放送中のシーズン10をもって終了するというニュースは当サイトでもお伝えした通り。その幕を閉じる理由の一つとして報じられた、スティーヴ・マクギャレットを演じるアレックス・オローリンの背中の怪我が思った以上に深刻だった。

米Deadlineによると、主演のアレックスとダノ・ウィリアムズを演じるスコット・カーンの契約がシーズン10をもって切れるタイミングであったことから、今後について話し合われたという。しかし、アレックスが本作の撮影中に負った背中の怪我が思っていた以上に深刻で、これ以上シリーズに出演し続けることはできないと判断し、このことが主な理由として、本作はシーズン11には更新されなかった。

2016年の米Colliderのインタビューでアレックスは、「撮影中に酷い怪我を負ってしまった。背中の損傷が深刻なのに、(ハワイと)カリフォルニア州の間を行き来しなくちゃならない...。子どもを抱っこできるよう、脊柱の幹細胞治療を受けてるんだ」と明かしていた。

そして、シーズン9への更新が発表される前となる2018年に米TV Lineの取材で、「俺の体はめちゃくちゃだ。両肩と膝を脱臼して肘の腱を付け直し、首と背中の椎間板が突き出ている。どこから始めたらいいのかわからないぐらい、俺の体は壊れていて本当につらすぎるんだ」とコメントし、かなり撮影で体に負担が掛かっていると語っていた。

さらに、『HAWAII FIVE-0』の最初の数年は自分でスタントをこなして体に鞭を打ち、長時間にわたる撮影で疲労困憊してしまったとアレックスは述べ、充実した人生を送るために家族との時間も大切にしたいと思っていたようだ。だが、「私はアクションドラマの主演で、それまでやってきたことは誰にも負けない。誇りに思っている」ともコメントした。

もともとアレックスは2年前に降板することを考えていたが、その際は続投することに決めるものの、今回ついに限界に達してしまったようだ。CBSとしては、スコット演じるダノに新しい相棒を見つけてシリーズを存続させることも検討したようだが、最終的にはこのタイミングでシリーズを終了させることが最善と判断した。

いよいよファイナルを迎えることになった『HAWAII FIVE-0』。シーズン10はCBSにて毎週金曜日に放送中で、シリーズ通算240話目となる最終回は2時間スペシャルで4月3日(金)にオンエア予定。(海外ドラマNAVI)

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