ラッパーのJAY Zとミーク・ミル、10万枚のマスクを寄付した先が粋すぎる...!

人気ラッパーのJAY Zとミーク・ミルが大量の手術用マスクを寄付した先が粋すぎると話題になっている。米Entertainment Weeklyが報じた。

JAY Zとミーク・ミルは司法制度の改革に取り組んでいる団体「REFORM Alliance」を通じて、刑務所の看守や従業員、囚人を新型コロナウイルス(COVID-19)から守るために、10万枚の手術用マスクを寄付したという。

ミシシッピ州立刑務所に5000枚、テネシー州の矯正施設に4万枚、そして、ニューヨーク州にある全米最大級の刑務所の一つに挙げられるライカーズ島刑務所と、その医療施設に5万枚が送られる。

米非営利団体「The Marshall Project」によると、ライカーズをはじめとする刑務所では社会的距離が取りにくい上、利用可能な流水や石けん、ティッシュやトイレットペーパーが不足しており、感染率が天文学的な数字になっているとのこと。手の消毒剤はアルコール度数が高いことから刑務所のような多くの施設で禁制品となっているため、マスクは囚人やスタッフをウイルスから守る必需品となっているようだ。

4月2日(木)の時点で、ライカーズでは231人の囚人と223人のスタッフが新型コロナウイルスに感染したと報告されており死者も出ている。セクハラ問題の裁判中だった2月に同刑務所に収監されていた大物プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインもその後感染したと伝えられていた。

今後も「REFORM Alliance」は刑務所にマスクを配布し続ける計画で、10万枚のマスクの寄付を発表した後に、サウスカロライナ州に送るために3万6000枚のマスクを調達したとSNSに投稿していた。

かつてドラッグディーラーだったJAY Zは暴行容疑で逮捕された経験がある。一方のミルは銃所持、薬物取引などの罪で有罪になったこともあり、刑務所に収監されていた。

ハリウッドでは、新型コロナウイルスの感染拡大により影響を受けた人々を支援するために、Netflixは基金を立ち上げ、『レジデント 型破りな天才研修医』などの医療ドラマが撮影で使う医療用ガウンといった医療用品を寄付している。そして、先日は映画やドラマのスターが、YouTubeで配信中の特別番組『Stars in the House』シリーズに出演し、寄付を募っていると報じられていた。(海外ドラマNAVI)

Photo:

JAY Z
(C)Deborah Law/FAMOUS