Netflixが現在所有しているスーパーヒーロー、デアデビルの映像化権を2020年11月にマーベル・スタジオが取り戻すため、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)にデアデビルが登場する日が近づいているかもしれないと、米Screen Rantが報じている。
2015年より3シーズンにわたってNetflixで製作された『Marvel デアデビル』は、2018年11月に打ち切りが発表されたが、Netflixとマーベル間で交わされた契約により、マーベルはシリーズがキャンセルされてから2年間はデアデビルのキャラクターを使用できないことになっている。
つまり、今年11月にデアデビルを映像化する権利がマーベルに戻ることから、Screen Rantはディズニーの子会社であるマーベル・スタジオが、MCUの映画かDisney+(ディズニープラス)、あるいはディズニー傘下のHuluでデアデビルを登場させるかもしれないと見ているようだ。
Disney+の立ち上げが発表された直後から、『デアデビル』をはじめとしたNetflixのマーベルドラマシリーズは続々と終了していった。『Marvel ルーク・ケイジ』と『Marvel アイアン・フィスト』は2018年10月にキャンセルされたことから2020年10月に、2019年2月に打ち切られた『Marvel ジェシカ・ジョーンズ』と『Marvel パニッシャー』は2021年2月に、それぞれの権利がマーベルに戻ることになっている。
よって、今後製作されるMCUの映画やDisney+の番組で、これらのシリーズのキャラクターが何らかの形で姿を見せる可能性は十分に考えられるだろう。
特に、デアデビルはNetflixドラマの打ち切り発表直後からファンが「Save Daredevil (デアデビルを救え)」と題したInstagramアカウントを開設し、今もシリーズを復活させるキャンペーンを行っているほど人気のキャラクター。これまで何度か映像化作品に登場しており、1990年のTV映画『超人ハルク"90』ではレックス・スミスが、2003年の映画『デアデビル』ではベン・アフレックが、前述の『Marvel デアデビル』ではチャーリー・コックスが同役を演じていた。
Disney+ではすでにMCUでおなじみのキャラクターが登場するドラマシリーズ、ファルコンとウィンター・ソルジャーが主役の『The Falcon And The Winter Soldier(原題)』、ワンダ(スカーレット・ウィッチ)とヴィジョンが主役の『WandaVision(原題)』、ロキが主役の『Loki(原題)』が配信されることが決まっている。
果たしてNetflixからMCUへ移籍するキャラクターが出てくるかどうか、今後の動向を注視していきたい。(海外ドラマNAVI)
Photo:
『Marvel デアデビル』
(C)Patrick Harbron/Netflix