『ウエストワールド』の製作コンビがAmazonで世紀末RPGゲーム「Fallout」をドラマ化

米HBOのSF大作ドラマ『ウエストワールド』でクリエイターを務めるジョナサン・ノーランとリサ・ジョイが、米Amazonでビデオゲーム「Fallout」をドラマ化することが明らかとなった。米TV Lineが報じている。

1997年にリリースされたゲームシリーズ「Fallout」の、もっとも現代に近い時代設定である「Fallout 76」の舞台は、世界規模の核戦争で廃墟となった22世紀の地球。地下の"ヴォルト"を拠点にする住民が、自分たちと隣人を救うアイテムを調達するために放射能で毒された荒れ地へ旅立っていく――。

ゲームシリーズでディレクターを務めたトッド・ハワードとジェームズ・アルトマン、『ウエストワールド』でプロデュースを担うアテネ・ウィックハムが製作総指揮に名を連ねる。また、ゲームを開発したベセスダ・ゲーム・スタジオもドラマ版の製作に携わる予定だ。

このロール・プレイング・ゲームのドラマ化決定を受けて、ノーランとジョイは次のような声明を出した。

「"Fallout"は、これまでで史上最高のゲームシリーズのひとつで、この計り知れないほど想像力に富んだストーリーの各章に、私たちは家族や友人と過ごすことができた数え切れないほどの時間を費やしました。よって、トッド・ハワードとベセスダの素晴らしきスタッフと組み、この巨大かつ破壊的、ダークで興味深いユニバースを、Amazon Studioで甦らせることにワクワクしています」と意気込みを語った。

ノーランとジョイは、2019年4月にAmazonと大規模な相対契約を結んだことが発表され、すでに、SF作家ウィリアム・ギブソンによるベストセラー小説「The Peripheral」もAmazonでドラマ化することが決定しており、今後も多忙を極めそうだ。

なお、二人が手掛ける『ウエストワールド』シーズン4へ更新され、クリエイターとして続投する予定だ。(海外ドラマNAVI)

Photo:「Fallout」公式Twitterより(@Fallout)