『LOST』『オリジナルズ』『ベター・コール・ソウル』といった人気ドラマのキャストたちが、過去に犯した罪を告白している。米Entertainment Weeklyが報じた。
先週開催されたサンディエゴ・コミコンのバーチャル版「Comic-Con@Home」で、Entertainment Weeklyが主催したパネル「Brave Warriors(勇敢な戦士たち)」に出演したのは、『LOST』のデズモンド・ヒューム役ヘンリー・イアン・キュージック、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』のニクラウス・"クラウス"・マイケルソン役ジョセフ・モーガン、『THE BRINK/史上最低の作戦』のラフィーク・マスード役アーシフ・マンドヴィ、『ニュー・アムステルダム 医師たちのカルテ』のフロイド・レイノルズ役ジョッコ・シムズ、『ベター・コール・ソウル』のイグナシオ・"ナチョ"・バルガ役マイケル・マンドの5人。彼らは、かつて自分が犯した罪を次々と打ち明けるとともに謝罪していった。
まずジョセフは、『ヴァンパイア・ダイアリーズ』と『オリジナルズ』で自分が演じたクラウスが殺したあらゆるゲスト出演者と、自分のせいで出演期間が短くなってしまった人々に謝罪。
イアンは、『Everglades(原題)』という未公開映画が日の目を見る日が来ることを恐れていると告白。その作品が当時6~7歳だった共演者の少女の誕生日プレゼントとして製作された映画であることを後になって知り、もし公開されたら、(あまりにも酷い出来であることを)前もって謝っておくと述べていた。
そしてジョッコは、2000年代に出演した電化量販店のCMで、頭を剃り上げた元NBA選手ケビン・ガーネットに髪がないことを指摘する役を演じたことを謝罪。
続けてマイケルは初めて出演したTVドラマで、「They"re going to bring down the Falcon Temple」というセリフを言うシーンが何度も撮り直しになった理由が分からず、放送されたものを見て納得したという。問題のセリフは結局他の人の声で吹き替えられており、後日「Falcon」という言葉が自分の熱を帯びた口調だとFワードに聞こえてしまったことが撮り直しの原因だったと知り、そのことを謝っていた。
最後にインド出身のアーシフは、1990年代に韓国産の自動車メーカー、KIAのCMに出演した際、今の時代ではバッシングを受けそうなステレオタイプなマイノリティを演じたことを謝罪。するとマイケルが、謝るべきなのはアーシフでなくCMの製作者側だと擁護していた。
自分が筋書きを決めたり脚本を書いたわけではなくても、俳優としては自分が演じていると罪悪感を覚えてしまうことがあるようだ。(海外ドラマNAVI)
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『ベター・コール・ソウル』
(C)AMC