運命の出会い!?俳優のデニス・クエイドがネコのデニス・クエイドを引き取る

デニス・クエイドは現在6歳である。といっても俳優のデニス・クエイドではなく、保護ネコのデニス・クエイドのことだ。そのデニスを、現在66歳である俳優のデニス・クエイドが引き取って家族として迎え入れた。米Peopleおよび米USA Todayが伝えている。

ヴァージニア州のTV局が地元の動物愛護団体の活動を報道した時、リンチバーグにあるシェルターに、「デニス・クエイド」と名付けられた一匹のネコがいた。黒ネコのデニスは、1年以上引き取り手がなく、シェルター暮らしを続けていた。デニスは、「僕は同じ名前の俳優のようにドラマティックでも芸術的でもなくて、どちらかというと君と一緒にカウチに丸まってデニスの映画を見る方が好き」と紹介されていた。

この話を聞いた人間のデニスがシェルターに連絡してきた時、最初、シェルターの人間は本物のデニス・クエイドであることに半信半疑だったという。その後、デニス(ネコ)とデニス(人間)はZoomで面談し、デニス(人間)がLAからやってきてデニス(ネコ)を引き取ることが決まった。

人間のデニスといえば、メグ・ライアン(『めぐり逢えたら』)の元夫であり兄のランディ・クエイド(『さらば冬のかもめ』)やメグとの息子ジャック・クエイド(『The Boys ザ・ボーイズ』)も俳優として知られる。デニス自身は近年、『僕のワンダフル』シリーズでイヌとの共演が続いており、イヌ派と見られがちだが、実は『The Pet Show(原題)』という動物愛護のポッドキャストを主宰するなど、広く動物愛護活動に従事している。「まったく想定外の出来事だったけど、誘惑に抵抗できなかった。これからも世界中のデニス・クエイドの救済に尽力するよ」と、俳優のデニスは答えている。

彼以外にも動物を引き取っているセレブは少なくなく、例えばソフィー・ターナー(『ゲーム・オブ・スローンズ』)がイヌを、ヴィゴ・モーテンセン(『ロード・オブ・ザ・リング』)が馬を引き取っている。一方で、『アイ・アム・レジェンド』でシェパード犬のアビーと共演したウィル・スミスは、アビーのことが忘れられなくてぜひアビーを引き取らせてくれと飼い主に懇願したけれども却下されており、必ずしもセレブと動物たちとのハリウッド・ロマンスがハッピーエンドで終わるわけではない。(海外ドラマNAVI)

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人間とネコのデニス・クエイド(PeopleのTwitterより)