米HBO Max、国際市場向けにオリジナルDCドラマを製作!

米ワーナー・メディアの新配信サービスHBO Maxが、国際市場向けにオリジナルのDCドラマを製作することを発表した。米Screen Rantが報じている。

HBO Maxは、海外を拠点にしたオリジナルDCドラマを製作したいとの展望を明かし、その新作はリブート版『スーサイド・スクワッド』に登場するキャラクター、ピース・メーカーを主人公にしたHBO Maxの新作アクションドラマ『Peace Maker(原題)』に続くフランチャイズになるようだ。

バーチャルで開催された会議「ウェブ・サミット」でHBOとHBO Maxのチーフ・コンテンツ・オフィサーであるケイシー・ブロイズが、「我々は米国以外の他の国でもDCコンテンツに取り組み、HBO Maxによる作品の一部は海外で製作され、いずれ配信されます。我々はヨーロッパと南米、アジアにおけるすべての番組に関わる人々をまとめるために、さらに良い仕事をするつもりです。もし、私たちが開発する番組に国境を超えた魅力があれば、それを目玉にすることができるでしょう」と、世界に進出する意気込みを述べた。

これまでにHBO Maxは海外でもドラマ作品をいくつか生み出しており、チェコの『Wasteland(原題)』、台湾のスリラードラマ『The Teenage Psychic(原題)』、ブラジルのミステリー『La Vida Secreta de las Parejas(原題)』などが配信されている。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響により、人々が配信サービスで映画やドラマの視聴に費やす時間が増えたことを受け、HBO Maxの国際部門でトップを務めるアンディ・フォーセルが、視聴者層を拡大するために2021年にヨーロッパと南米でHBO Maxのサービスをローンチすることも発表していた。

HBO Maxは、スペインの『ペーパー・ハウス』やドイツの『ダーク』、デンマークの『ザ・レイン』をはじめとする海外のオリジナルドラマを数多く生み出しているNetflixに対抗する存在となりそうだ。

なお、HBO Maxでは、当初、DCコミックスが立ち上げた配信サービスDC Universeで配信されたDCドラマ『Doom Patrol(原題)』のシーズン3を独占配信すること今年9月に発表していた。

その他、リドリー・スコット監督が手掛けるSFドラマ『Raised By Wolvesk(原題)』や、『ビッグバン★セオリー ~ギークなボクらの恋愛法則』のペニー役でおなじみのケイリー・クオコが主演するサスペンスドラマ『Flight Attendant(原題)』、日本ではスーパー!ドラマTVで放送中の恋愛アンソロジー・ドラマ『LOVE LIFE』、ヒュー・グラントとニコール・キッドマンが共演し話題の心理サスペンス『フレイザー家の秘密』などがHBO Maxで配信されている。(海外ドラマNAVI)

Photo:

『Doom Patrol』公式Instagramより