『THE FLASH/フラッシュ』トム・キャヴァナー、シリーズの降板について語る

米CWのDCドラマ『THE FLASH/フラッシュ』でシーズン1よりハリソン・ウェルズ/シャーローク・ウェルズ、イオバード・ソーンなど複数のキャラクターを演じてきたトム・キャヴァナーが、米Entertainment Weeklyのインタビューでシリーズの降板について語った。

トムはシーズン1の撮影が始まった時点では、製作チームもトムもシーズン2以降のことはあまり考えていなかったという。しかし、クリエイターのグレッグ・バーランティと、シリーズで架空のマルチバースを描く機会について話し合ったときに、複数の異なるキャラクターを演じるチャンスは稀なため、興奮したと話す。

そしてトムは、自分にとってやりがいがあると感じられる間は出演を続けようと自分に言い聞かせていたが、次第に出口が近づいてきたと感じたという。

「僕が出演している番組のタイトルは、"ウェルズ"ではなく"フラッシュ"だからね。ある時点で、やりがいがあって楽しいと感じ、"フラッシュ"のストーリーに貢献できている限りは続けようと考えていたんだ。シーズン5でシャーロックが、自分がリバース・フラッシュ(イオバード・ソーン)だと突き止めた後に"もう出口に向かっているかもしれないな"と思って、それは、そのシーズンの初めにも感じていた。降板は完璧な大団円になると思ったんだ。ウェルズを演じるのは楽しかったけど、さっきも言ったように番組のタイトルは『フラッシュ』だし、僕がいなくても大丈夫だよ」と、自分のキャラクターに別れを告げる潮時を悟り、自身の決断でシリーズから降板することに。

シーズン7では、シスコ・ラモーン役でレギュラー出演しているオリジナルキャストのカルロス・バルデスも降板することが決定している。現地時間6月1日(火)に放送予定の第12話のタイトルが「Good-Bye Vibrations(原題)」となっており、物語は大きく動き出すかもしれない。

二人の降板が発表された時、ショーランナーのエリック・ウォレスは、「トムとカルロスは、7シーズンにわたって私たちの作品に欠かせない存在であり、いなくなることが非常に惜しまれます。二人とも素晴らしい才能の持ち主で、世界中のファンや視聴者に愛されるキャラクターを生み出しました。だからこそ、我々は喜んで再登場できるようにしているのです」と述べており、降板後もゲストとして登場する可能性を残している。

トムとカルロスにとってファイナルとなる『THE FLASH/フラッシュ』シーズン7は、CWにて放送中。シリーズはすでにシーズン8へ更新されている。(海外ドラマNAVI)

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トム・キャヴァナー公式Instagramより