ショーン・ビーン、"最近『ゲーム・オブ・スローンズ』の結末を知ったけどすぐ忘れるだろう"

大ヒット大河ファンタジードラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』(以下『GOT』)のネッド・スターク役で知られるショーン・ビーン。米HBOで本作が終了してから2年以上が経過したが、ショーンは物語の結末について、今になってようやく知ったという。米IndieWireが報じている。

ショーン演じるネッドは、本作のシーズン1で衝撃的な死を迎え、本作は瞬く間に話題となった。早々と自身が演じるキャラクターの登場が終わってしまったため、シリーズを去った後、本作に関心を持たなかったという。

そんなショーンは最近、Times of London紙に掲載されたインタビューで、ようやく『GOT』の結末を知ることができ、役柄の視点から見てかなり満足しているようだ。インタビューでは以下のようなやりとりが書かれている。

「スターク家の内向きな王国が他の大陸から離脱する本作の終わり方は、英国の欧州連合離脱(ブリグジット)との類似点があったのかという、くだらない質問をした。シーズン1以降見ていなかったショーンにはどうでもいい話だった。だが、ショーンは"いや、何があったの? いつかは最終話を見るかもしれないけど、その時には今聞いたことは忘れているから、続けて"と催促されたため、結末を明かした。"それで、ウィンターフェルはそうなったのか。ああ、よかった"と祖父のような曖昧さでショーンは返答した」

初めて『GOT』の結末を知ったショーンは、自分が演じるキャラクターには興味があるものの、『GOT』のネッドや映画『ロード・オブ・ザ・リング」のボロミアを演じる際に必要となった、作品の世界観にはほとんど興味がないそうだ。また、ボロミアよりもネッドを演じる方が俳優として少し楽だったことも明かしている。それは、ボロミアでは『ロード・オブ・ザ・リング』のJ・R・R・トールキンについて勉強しないといけなかったからだという。「そうだね、より現実的な役だったから。また、(ネッドは)自分と同じようなアクセントで演じることにしたんだ。それでもっといいものになったよ」

ショーンは最近では、Apple TV+のアニメ映『ウルフウォーカー』で声優を務め、米TNTで放映中の『スノーピアサー』シーズン2に1001車両もあるスノーピアサーを造り出したウィルフォード氏役で出演している。(海外ドラマNAVI)

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