Netflix『ジュピターズ・レガシー』打ち切り!同ユニバースを舞台にしたスピンオフ製作

マーク・ミラーとフランク・クワイトリーによるコミックスをドラマ化したNetflixのスーパーヒーロードラマ『ジュピターズ・レガシー』。シーズン2も噂されていた本作だが、シーズン1にて打ち切りになることが決定した。しかし、その一方でスピンオフが製作されることが明らかになった。米TV Lineが報じている。

『ジュピターズ・レガシー』は、100年近く世界の平和を守ってきたスーパーヒーロー第一世代の功績を引き継いだ二世たちを中心に、先代のレガシーを汚さぬ活躍を期待される彼らが、プレッシャーと闘う姿が描かれている。

この度、製作が決まったスピンオフは、『ジュピターズ・レガシー』の世界を舞台にスーパーヴィランをテーマにしたコミックシリーズ『スーパー・クルックス』になることのこと。スーパーヴィラン、詐欺師、ケチな泥棒、足の不自由な人などの有象無象のギャングが、世紀の大泥棒と、これまでの人生で見たこともないような最も奇抜な犯罪のために団結するという一世一代の犯罪を中心に描いた作品。

Twitterに声明を投稿したミラーは、「『ジュピターズ・レガシー』でチームが成し遂げたこと、そしてその最初のシーズンで皆が成し遂げた素晴らしい仕事をとても誇りに思っています。この世界観で次に何を計画しているのか?とよく聞かれますが、その答えは、スーパーヴィランたちが何をしようとしているのかということです。私は、マーティン・スコセッシ監督やクエンティン・タランティーノ監督のような犯罪ものが大好きで、スーパーヒーローものの中でもスーパーヴィランはいつも一番楽しい部分です。ヒーローが戦う悪役だけに焦点を当てた作品を作るのは、自分を刑務所に送ろうとする人間がいるという世の中での悪人の立場を体験でき、とても新鮮です」と語っている。

また続けて、「次の展開を考えると、『ジュピターズ・レガシー』シリーズという伝説の世界を慎重に展開していくために、(本作に出演している)素晴らしいキャストの皆さんを出演から外すという厳しい決断をしました。私たちは、この作品の元へ後から戻ってくることを確信しています。そして、これからも応援してくださる皆さんと、この作品を素晴らしいものにしてくれたキャストとスタッフに感謝の気持ちを伝えたいと思います」とコメントしている。

現時点では『ジュピターズ・レガシー』は終わりを迎えるが、その世界はまだまだ続いていくようだ。(海外ドラマNAVI)

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『ジュピターズ・レガシー』STEVE WILKIE/NETFLIX © 2021