【配信】アメリカ人気ドラマランキング、打ち切り決定の新作ドラマが初登場

全米視聴率ランキングで、ストリーミングのトップ10(ニールセン調べ)が発表された。5月3日(月)から5月9日(日)までの順位は以下の通り。

<総合>
1.『ミッチェル家とマシンの反乱』(Netflix/計1話)...8億5300万分
2.『グレイズ・アナトミー』(Netflix/計370話)...7億3300万分
3.『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計353話)...7億2100万分
4.『ジュピターズ・レガシー』(Netflix/計8話)...6億9600万分
5.『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(Hulu/計40話)...6億9000万分
6.『クリミナル・マインド』(Netflix/計310話)...6億5800万分
7.『セレナ: テハーノの女王』(Netflix/計18話)...6億3900万分
8.『ウィズアウト・リモース』(Amazon/計1話)...5億6800万分
9.『暗黒と神秘の骨』(Netflix/計8話)...5億5500万分
10.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計9話)...5億1900万分

<オリジナルドラマ>
1.『ジュピターズ・レガシー』(Netflix/計8話)...6億9600万分
2.『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』(Hulu/計40話)...6億9000万分
3.『セレナ: テハーノの女王』(Netflix/計18話)...6億3900万分
4.『暗黒と神秘の骨』(Netflix/計8話)...5億5500万分
5.『サムの息子たち: 狂気、その先の闇へ』(Netflix/計4話)...4億6100万分
6.『THE CIRCLE』(Netflix/計25話)...4億5600万分
7.『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』(Disney+/計2話)...2億5100万分
8.『ザ・クラウン』(Netflix/計40話)...2億1000万分
9.『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』(Disney+/計6話)...2億400万分
10.『LUCIFER/ルシファー』(Netflix/計77話)...1億9000万分

<非オリジナルドラマ>
1.グレイズ・アナトミー(Netflix/計370話)...7億3300万分
2.『NCIS~ネイビー犯罪捜査班』(Netflix/計353話)...7億2100万分
3.『クリミナル・マインド』(Netflix/計310話)...6億5800万分
4.『ココメロン ~うたってまなぼう~』(Netflix/計9話)...5億1900万分
5.『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』(Netflix/計328話)...3億8000万分
6.『ハートランド物語』(Netflix/計173話)...3億6900万分
7.『シッツ・クリーク』(Netflix/計80話)...2億9300万分
8.『New Girl ~ダサかわ女子と三銃士』(Netflix/計146話)...2億7900万分
9.『NICKY, RICKY, DICKY & DAWN』(Netflix/計82話)...2億5500万分
10.『BONES -骨は語る-』(Netflix/計245話)...2億5400万分

<映画>
1.『ミッチェル家とマシンの反乱』(Netflix/計1話)...8億5300万分
2.『ウィズアウト・リモース』(Amazon/計1話)...5億6800万分
3.『マダガスカル3』(Netflix/計1話)...2億4400万分
4.『闇はささやく』(Netflix/計1話)...2億3900万分
5.『わすれた恋のはじめかた』(Netflix/計1話)...2億2000万分
6.『グリーン・ゾーン』(Netflix/計1話)...2億800万分
7.『モアナと伝説の海』(Disney+/計1話)...1億8600万分
8.『スカーフェイス』(Netflix/計1話)...1億3800万分
9.『クローブヒッチ・キラー』(Hulu/計1話)...1億3200万分
10.『ロード・オブ・クエスト ~ドラゴンとユニコーンの剣~』(Netflix/計1話)...1億2900万

配信のランキングでは、レーティングと視聴者数によって順位が決まる放送番組と違って、期間中に視聴された時間の長さが鍵を握る。その時間の長さは一話平均でなく配信中の全エピソードを合わせたもののため、話数が多ければ多いほど有利になる計算だ。

なお、ニールセンでは以前は総合ランキングだったが、1月頭から各配信の「オリジナルドラマ」「非オリジナルドラマ(放映権を獲得した他社作品)」「映画」という3つのジャンルに分かれることに。各ジャンルと総合のランキングをそれぞれご紹介しよう。

総合部門では、新作アニメ映画『ミッチェル家とマシンの反乱』が8億5300万分で断トツ。『スパイダーマン: スパイダーバース』や『LEGOムービー』の製作陣による最新ファミリー映画で、変わり者一家のミッチェル家がロボットの反乱に巻き込まれる物語。元々劇場公開予定のあった作品だが、新型コロナ感染拡大の影響によって劇場公開はほんの限定的に行われ、4月30日よりNetflixで独占配信されている。

オリジナルドラマ部門のトップは初登場の『ジュピターズ・レガシー』。5月7日(金)に配信スタートとなったこのSFアクションドラマは、残念ながら先日シーズン1での打ち切りが決定した一方で、スピンオフの製作が行われることも決まっている。また、2位から7位は、新作や新シーズン開始に伴ってランクインしている模様。『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』はシーズン4、テハーノ・ミュージックの歌手の伝記ドラマ『セレナ: テハーノの女王』はパート2がそれぞれスタート。4位のファンタジードラマ『暗黒と神秘の骨』はベストセラー小説が元だが、原作とは異なる展開にも注目の作品。先日シーズン2製作が発表されている。70年代、ニューヨークを震撼させた連続殺人鬼"サムの息子"事件をモチーフにした犯罪ドキュメンタリー『サムの息子たち: 狂気、その先の闇へ』が5位に。イギリス発のリアリティ番組『THE CIRCLE』はアメリカ編でシーズン2の配信がスタート。他にはフランス編、ブラジル編なども製作されている。直接顔を合わすことなく、プロフィールとチャットツールのやりとりのみで1番の人気者になることを目指す。自分を出してもよし、誰かに成りすますのもよしの社会実験的ゲームだ。『スター・ウォーズ: バッド・バッチ』は『スター・ウォーズ クローン・ウォーズ』の続編かつスピンオフ作品。『ザ・クラウン』と『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』は根強い人気があるものの、ランクを徐々に落としている。

非オリジナルドラマ部門では、いつも通りのトップ3(『グレイズ・アナトミー』『NCIS ~ネイビー犯罪捜査班』『クリミナル・マインド』)に。5位以下では、『SUPERNATURAL』『シッツ・クリーク』『New Girl ~ダサかわ女子と三銃士』『BONES -骨は語る-』といった完結済のシリーズがランクイン。そして9位の『NICKY, RICKY, DICKY & DAWN』は4つ子を主人公にしたコメディドラマだ。

映画部門では、もちろん前述の『ミッチェル家とマシンの反乱』が首位。2位の『ウィズアウト・リモース』は4月末より配信中の新作で、トム・クランシーの人気小説「ジャック・ライアン」シリーズが原作。中でも最も人気のあるキャラクターの一人であるCIA工作員ジョン・クラークが、ジョン・ケリーからジョン・クラークとなるまでのエピソードを描く。4位の『闇はささやく』は4月末に配信スタートの新作で、アマンダ・セイフライド(『マンマ・ミーア!』)主演のサスペンス映画。5位には2009年製作の『わすれた恋のはじめかた』がランクイン。主演のジェニファー・アニストンが出演した大人気シットコム『フレンズ』のリユニオン番組の配信が決定した影響もあったのではないだろうか。その他、作品の入れ替わりがある中、『モアナと伝説の海』が根強い人気でトップ10に残留。(海外ドラマNAVI)

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