これまで数々の嘘と裏切りを重ねてきた愛されヴィランのロキ(トム・ヒドルストン)が主役の『ロキ』。Disney+(ディズニープラス)で配信が開始されるやいなやSNSでも大好評を博している。この度、メビウスを演じるオーウェン・ウィルソン(『ナイト ミュージアム』シリーズ)によってトムの現場での様子が語られ、ロキとは正反対の真面目すぎる素顔が明らかとなった。
『アベンジャーズ』(2012)では敵として立ちはだかり、嘘と裏切りを愛する"ヴィラン"として様々な作品でヒーローたちを翻弄してきたロキ。本作で相棒となるキャラクターのメビウスからも、「君の人生をたどってみたが、50回は人を裏切っている」と言われるほどに信用ゼロである。
そんな彼を演じるトムについて、オーウェンは「今作でトムをよく知る機会を得られたのは本当に素敵なことだった。僕らはこの作品をすばらしいものにするため一生懸命努力したけど、トムは誰よりも熱心に取り組んでいたよ。彼はみんなのお手本になってくれたんだ。それに、ほかの人がいろんなことを試してみたいというのを歓迎もしてくれた」と話し、ロキとは真逆の"真面目な人柄"を明かし絶賛している。
実際にトムは、より良い作品を作るためキャストや製作陣にこれまでのロキの歴史を解説する"ロキ講座"を開き、積極的にアドバイスをするなど、その実直な姿に製作陣からも厚い信頼が寄せられている。演じている"裏切り王子"の姿とは打って変わって、周囲の期待を"裏切らない"トムについて、『マイティ・ソー』(2011)でメガホンを執ったケネス・ブラナー(『オリエント急行殺人事件』)は「才能豊かで、ロキが見せる多種多様な人格を演じることをまったく恐れない役者がトムなんだ」と話し、全くの別人格になりきることのできる逸材だと称賛している。
正反対の性格でありながら、トムにしか演じられないと言えるロキがどんな姿を見せてくれるのか必見の『ロキ』(全6話)は、Disney+(ディズニープラス)にて毎週水曜日に新エピソードが配信中。(海外ドラマNAVI)
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『ロキ』©2021Marvel