『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者ジョージ・R・R・マーティンと、『明日に向って撃て!』などで知られ、2018年に俳優業の引退を表明した名優ロバート・レッドフォードがタッグを組み、米AMCで小説を基にした西部劇ノワールシリーズを製作することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
マーティンとロバートが取り組む新作は、推理作家トニイ・ヒラーマンによるスリラー小説「リープホーン&チー」シリーズの一冊となり、1982年に出版された「黒い風」をベースにしたドラマシリーズ。
「リープホーン&チー」シリーズは、警察官のジョー・リープホーンとジム・チーが壮大な自然を背景に、ナバホ族保留地で起こる事件の謎に迫る犯罪推理小説。1970年代を舞台にした「黒い風」は、麻薬の密輸中だったと思われるセスナが保留地に墜落したが、麻薬は発見されなかった。しかし、別件の捜査中に事件を目撃したチーが連邦警察から疑いの目を向けられ、二人が権限外の捜査に踏み込んで事件の解決に挑む姿が描かれる。
「黒い風」は、1991年にロバート・レッドフォード製作総指揮で映画化しており、ルー・ダイアモンド・フィリップス(『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』)がチーを演じ、フレッド・ウォード(『2ガンズ』)がリープホーン役で出演した。ドラマ版でもロバートは、マーティンとティナ・エルモ(『The Mustang(原題)』)、ヴィンス・ジェラルディス(『ジャンパー』)、ヴィンス・カランドラ(『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』)と共に製作総指揮を担う。カランドラはショーランナーも兼任する予定だ。
ドラマ版は全6話となり、2022年にAMCと配信サービスAMC+にてリリース予定。出演するキャストなどが決まり次第、続報をお伝えしていきたい。(海外ドラマNAVI)
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ジョージ・R・R・マーティン&ロバート・レッドフォード ©HUBERT BOESL/FAMOUS ©Hubert Boesl/FAMOUS