『フリンジ』アナ・トーヴ、HBOドラマ版『The Last of Us』に出演

SFサスペンスドラマ『FRINGE/フリンジ』に主演し、Netflixのオリジナルドラマ『マインドハンター』などに出演しているアナ・トーヴが、人気ビデオゲームのドラマ版『The Last of Us(原題)』に参加することが明らかとなった。米Deadlineが報じている。

2013年にリリースされたビデオゲームの舞台は、寄生菌の爆発的な感染により人口が激減した黙示録的な世界。20年もの間、捨てられていた都市は少しずつ植物に覆われはじめ、隔離された街から一歩外に出ると、至る所に寄生菌に侵された"インフェクテッド(感染者)"たちがうごめいている状態だ。心と体を寄生菌に奪われた彼らの目的はただひとつ、生存者を攻撃して感染を広げることだった―。

主人公は密輸業者のジョエル。エリーという10代の少女と出会った彼が彼女を守るために、時には危険な人間や感染して突然変異を起こしたクリーチャーと戦いながら、全米を旅する展開となる。

アナは、パンデミック後の世界に生き残った密輸業者のテス役でレギュラー出演。ビデオゲームのテスは、ジョエルと協力してボストン内外で生き残るために武器を密輸し、軍の対抗組織ファイアフライにエリーを届けるという、不可能に思えるミッションに挑む。

ジョエル役を演じるのは、Disney+の『マンダロリアン』に主演し、『ゲーム・オブ・スローンズ』『ナルコス』などで活躍するペドロ・パスカル。エリー役には『ゲーム・オブ・スローンズ』のリアナ・モーモント役で知られるベラ・ラムジーがキャスティングされている他、『エージェント・オブ・シールド』のガブリエル・ルナがジョエルの弟トミー役で出演

米HBO製作によるミニシリーズ『チェルノブイリ』でクリエイターを務めたクレイグ・メイジンと、ビデオゲーム版で脚本・クリエイティブ・ディレクターを担うニール・ドラックマンがタッグを組み、共同で脚本・製作総指揮を担う。

オーストラリア出身のアナは、母国の政治サスペンスドラマ『シークレット・シティ』や映画『ステファニー 死体と暮らす少女』などにも出演している。

アナが新しくキャストに加わったドラマ版『The Last of Us』は、7月上旬にカナダのカルガリーで撮影が始まっている。(海外ドラマNAVI)

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アナ・トーヴ ©DARA KUSHNER/FAMOUS