ミレニアル女子3人組の恋愛と友情を描く新時代のガールズドラマ『NYガールズ ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』。米Freeformで6月30日(水)に放送されたファイナルシーズンの最終話が、撮影前夜に書き直されていたことが明らかとなった。米Varietyが報じている。
『NY ガールズ・ダイアリー』は、人気女性誌「スカーレット」の編集部で働くジェーン(ケイティ・スティーヴンス)とキャット(アイシャ・ディー)、サットン(メーガン・ファヒー)の親友3人組が、恋や仕事、自身のアイデンティティに悩みながらも前向きに成長していく姿を描くシリーズ。
(※ここから、シーズン5の最終話となる第6話「I Expect You to Have Adventures(原題)」のネタばれがあるのでご注意を!)
シリーズのファイナルでは、流産というショックな出来事を経験したサットンが、夫リチャードと子どもを本当に望んでいるのかどうかについて話し合う展開に。その結果、二人の意見が一致せずに離婚の可能性を思わせながらも、最終的にリチャードが子どもは欲しいが妻の方が大切だとサットンに伝え、ハッピーエンドとなっていた。
しかし、サットン役のメーガンが、最初はまったく逆の結末になるはずだったと明かしている。「ラストでサットンに起こったことは、撮影前夜に書き直されたの。そのエンディングとはまったく違う形で終わるところだったのよ。私と製作チームが話し合ったことと、(リチャード役の)サム(・ペイジ)が彼らと話し合ったことに基づいて、製作チームが結末をひっくり返したの。それはすごくエキサイティングだったわ。だってそんなことが起こるなんて思ってもみなかった。前の夜に大きなストーリーの変更があるなんて面白いわよね。だから、すごくワクワクしたわ」と、サットンとリチャードが悲しい結末を迎えずに済んだことに喜んでいた。
さらに、ラストが変更されたキャラクターはサットンだけではない。ジェーンは、「スカーレット」の編集長だったジャクリーンの代わりに任務を引き継ぐ予定だったが、結果的に「スカーレット」を辞めて旅に出ることを選ぶ。その点について、ジェーンを演じるケイティが、「ジェーンが去り、自分のセイフティーネットを放り出す方が、彼女のキャラクター像にとって、もっと効果的だと感じたの」と述べていた。
そして、ジェーンが引き受けるはずだった編集長の座に、キャリアにおいてリスクを冒すことができずにいたキャットが就任することに。このエンディングに、キャット役のアイシャが、「その終わり方を気に入っているし、奇妙なことに、それはキャットにとって相応しいと思う。彼女は上司らしくない上司だし、それがいいわよね」とコメントしていた。
シーズン5をもって有終の美を迎えた『NYガールズ・ダイアリー』は、Huluにてシーズン1~4が配信中。シーズン5は、毎週水曜日に1エピソードずつ配信中(海外ドラマNAVI)
Photo:『NYガールズ ・ダイアリー 大胆不敵な私たち』 © 2021 Universal Television LLC. ALL RIGHTS RESERVED.