『ドクター・フー』シーズン13は、1シーズンを通して一つの物語が語られる

英長寿SFドラマシリーズ『ドクター・フー』シーズン13は通常とは異なるスタイルとなり、1シーズンを通して一つの大きな物語が語られ、1話が一つの章になることが明らかとなった。米Screen Rantが報じている。

『ドクター・フー』では各話ごとにドクターとコンパニオンが新しい冒険を体験する構成となっているが、製作総指揮を務めるクリス・チブナルがシーズン13は新しいことにチャレンジしたと語った。

「今年、私たちがやろうとした大きなチャレンジは、1シーズンを通してひとつの物語を伝えるということだった。つまり全てのエピソードが、より大きな物語を構成する章となっていて、シリーズのスタイルを変えたんだ。(新型コロナウイルスの影響で)今は、いつものように製作はできないし、製作前に番組を進めるのはチャレンジだと思う。状況によっては番組を製作できるかどうかわからなかった。それを可能にするためにみんなが集まって、私たちがやったことは...、とにかく2つの方法があったんだ」と説明。

そして、その2つの方法とは小規模なエピソードをたくさんやるのか、過去最大となるストーリーを製作するかで、結果的に後者が選ばれたと述べている。またチブナルは、次のシーズンはエピックとなり、「間違いなく、私たちが製作したなかで一番野心的なチャレンジだった」とも付け加えていた。

シーズン13にはジョディ・ウィッテカーがドクター役で続投するが、チブナルと共に同シーズンをもって番組から降板する。なお、新キャストとして『ゲーム・オブ・スローンズ』でグレイ・ワームを演じたジェイコブ・アンダーソン、『Skins -スキンズ』のジョン・ビショップが参加。

どのように壮大なストーリーが描かれるのか期待したい『ドクター・フー』シーズン13は、英BBCにて今年後半に放送開始予定。(海外ドラマNAVI)

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『ドクター・フー』©Casey Crafford/BBC