『ウォーキング・デッド』コロナ禍の撮影でノーマン・リーダスの変な習慣が禁止に!

大ヒットドラマ『ウォーキング・デッド』のダリル・ディクソン役で知られるノーマン・リーダス。ロケ現場では、彼の手の込んだイタズラや奇妙な愛情表現が定番でもあったが、コロナ禍でできなくなったものがあることがわかった。米Entertainment Weeklyが報じている。

本作は、近接追跡システムを導入したおかげで、パンデミックの最中にもいち早く撮影を再開した作品の一つだった。ユージーン・ポーター役のジョシュ・マクダーミットはこれについて、「素晴らしいのは、毎年同じスタッフたちと一緒にやっていて、それが役に立ったということだ。我々はすべてのプロトコルを実施しており、そのおかげで全員が守られている。キャストとスタッフの健康と安全が最優先であり、みんながそれを念頭に置いていると思う」と、スタッフの迅速な対応を称賛している。

だが、ノーマンが長年続けてきたある"習慣"が禁止されているというデメリットもあるようだ。ジョシュはそのことについて、以下のように話した。「これまでにノーマンが何度、僕や他の人を舐めたかわからないよ。でも突然、彼の舌は鎖にでも繋がれたようになり、"そうか、今年はノーマンに舐められなくて済む"と思った。けど正直、最後のシーズンとなると、彼に舐められるのも恋しいよ」

そんなファイナルシーズンだが、パンデミックにより2年にわたる長い撮影となった。ジョシュは、撮影を再開したときの心情を以下のように振り返った。「通常撮影をしない時期に開始したから、とても奇妙な気分だったよ。ソーシャルディスタンスを保たなければならないから、お互いにハグすることもできなかった。なんでも距離を置いて行われるんだ。だからか、まだ実感がわかないんだよね。ただものすごく変な感じがする。でも、そう思うのも当たり前だよね。いつもは10月頃に放送しているのに、8月の今、もうすぐ放送が始まるのだもの。なんていうか、"ちょっと待った!"という感じだよ。むち打ちにでもなって、周りをぐるっと見回して、ここはどこ?今何が起こっているんだ?というようなとても奇妙な感じだ。まだ何も実感が湧いてこないよ。最初の2話を見たばかりなのに、撮影したのがずっと昔のように思えるんだ。不思議だよね。全く別のシーズンを見ているような気がするんだ」

ついに幕を閉じる『ウォーキング・デッド』シーズン11は、米AMCにて8月22日(日)より放送中。日本での放送は未定。 (海外ドラマNAVI)

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Photo:『ウォーキング・デッド』Jackson Lee Davis/AMC