ニックは敵?味方?『ハンドメイズ・テイル』を深掘りする『One Burning Question/どうしても聞いておきたい質問』

Huluプレミア『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の配信と同時に、キャストや一般のファンをゲストに迎えて同作の考察を行うトークショー『One Burning Question/どうしても聞いておきたい質問』。ついに始まったシーズン4に合わせて、同番組もHuluにて配信中だ。

『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』シーズン4第2話と同時に配信された第2回の内容をご紹介しよう。(※本記事はシーズン4第2話までのネタばれを含みますのでご注意ください)

第2話のゲストは、ルーク役のO・T・ファグベンル(『ザ・ファイブ ―残されたDNA―』)と前回も登場した本作のファンであるというレイチェル・リンジー。

今回は「ニックは何者なのか?」について話が繰り広げられた。ニック役のマックス・ミンゲラとプライべ―トでも交友関係があるというO・Tは「分からない。彼は策略家だけどたくましくてイイ男だ。見とれるほどね。会うたびに惚れ惚れするよ」とジョークを交えて話すと、会場は一気に和やかな雰囲気に。それに対しレイチェルは、「信用できませんね。だってオーラが暗いんだもの。ニックが登場すると画面も暗くなる気がします(笑)ジューンを助けるそぶりを見せているけど本当は体制側の人間ね」と、ニックを好きではないと述べ、彼の正体を疑っていることを明かした。

ジューンの味方であると予想する司会者のステイシーに対し、「ちょっと待って!」と割って入ったO・T。今の段階では"協力"といった話ではなく、ただ彼女を助けようとしているという考えを明かし、それはあくまでも現時点の話であることを強調したうえで、「もしかしたら二人で対抗策を練って反撃に出るかも」と今後の展開に含みを持たせた。ニックがその気ならもっと早くに行動をしていたはずと推測したレイチェルは「そもそもジューンは自力であんなに強くなったんじゃない。体制側の人間の助けがなければ彼女は非力なんです。だから彼女が手を組むとしたらニックの立場を利用して待女たちを救おうと考えているのかも」と続けた。

ニックが信頼できるかという話が続いたあとO・Tは、敵か味方かは関係なく人として信頼していると語るが、「でもいい人間だからといってジューンにとっていいパートナーとは限らない。彼女が必要としているのは体制側の人間ではなく父親違いの娘の世話をしているルークのような頼れる夫さ」と自身の演じる役についても触れた。レイチェルは第2話の最後にニックが暗闇から出てきたシーンに触れ「あれがすべてを物語ってた。疑念が確信に変わったわ。"信用できそう"と思った時もあったかもしれない。でもそれはずっと昔の話」とニックを危険人物としてみなした。O・Tはニックについてヤバい男なのは認めるが、第2話のラストシーンを例に挙げ、「"俺に任せとけ"って感じでね。あれを見てピンときた。本当はいい奴だってね」と危険ではなく信用できる一面もあると反論した。

最後に今後ニックはどんな動きをするのかという問いに、レイチェルは「ニックはジューンを体制側に引き込み二人で上を目指そうとする」と語り、最終的に内部から体制を崩壊させるのではないかと憶測。その予想が的確しているのかはわからないが、"ネタバレ"だと笑うO・Tは、「分からなくなってきた。君たちの意見を聞いてなんだか混乱してきたよ」とニックの今後については明言を避けた。

本編鑑賞後にキャストやファンの考えを聞きより深く『ハンドメイズ・テイル/侍女の物語』の世界を考察してみるのも良い楽しみ方なのではないだろうか。『One Burning Question/どうしても聞いておきたい質問』の該当エピソードはHuluにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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『One Burning Question/どうしても聞いておきたい質問』第2話より
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