米NBCのSFミステリー&ヒューマンドラマ『MANIFEST/マニフェスト』が、シーズン3で打ち切られた後にNetflixに救済されたが、そのファイナルとなるシーズン4に出演するキャストが発表された。米Deadlineが報じている。(※本記事はシーズン3の展開を示唆する内容がありますのでご注意ください)
『MANIFEST』は、激しい乱気流が起きた後に失踪した828航空便が5年後に帰還した謎の事件を描ヒューマンドラマ。
全20話となるシーズン4には、主演を務めるベン・ストーン役のジョシュ・ダラス、ベンの妹ミカエラ・ストーン役のメリッサ・ロクスバーグの他、ミカエラの元恋人で刑事のジャレッド・バスケス役のJ・R・ラミレス、医療研究所で働くサンビ・バール役のパルヴィーン・カウル、ベンの娘オリーブ役のルナ・ブレイズ、シーズン3から出演するアンジェリーナ役のホリー・テイラーが続投。また、NSA(国家安全保障局)の捜査官ロバート・バンス役のダリル・エドワーズと、シーズン3で初登場し、ベンの大人になった息子カル役でゲスト出演していたタイ・ドランがレギュラーに昇格し引き続き出演。
一方で、子ども時代のカルを演じたジャック・メッシーナと、カルの母親グレース役のアシーナ・カーカニスはカムバックせず。そして、シーズン1から出演し、シーズン3ではレギュラーキャストとして出演していたジーク・ランドン役のマット・ロングは、米NBCの新作ドラマ『Getaway(原題)』のパイロット版に出演することが決定しており、シリーズへの復帰については正式に発表されていない。しかし、先日行われたクリエイティブ・アーツ・エミー賞で「シリーズのために戻ってきます」と述べ、エピソード数は未定だが、スケジュールの調整をしていることを明かしていた。
Netflixで救済が決定する前、シリーズを製作するワーナー・ブラザースTVが、続投を望むキャストとスタッフとシーズン4へ向けた交渉を開始。キャストの出演契約は今年6月で満期となっていたため、キャストに優位な形で交渉が進められるのではないかと報じられていた。よって、カムバックしたキャストは満足いく形でシリーズに復帰できたのではないだろうか。
シーズン4の更新を発表するにあたり、NetflixグローバルTV部門責任者のベラ・バジャリアは「6月にNetflixで配信して以来、『MANIFEST』は会員の皆様にとても人気であると証明されました。企画・製作総指揮のジェフ・レーク率いるチームは、観る者を引きつけて止まないミステリーを生み出し、前のめりで楽しむほど夢中なファンを得ました。そして彼らはセカンドチャンスを信じています。私たちは、20話という大規模なファイナルシーズンで製作陣が用意した結末をファンの皆様にお届けできることをとても楽しみにしています」とコメントしていた。
紆余曲折を経て見事に復活を遂げた『MANIFEST/マニフェスト』シーズン4は、Netflixにて2022年に配信予定。(海外ドラマNAVI)
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『MANIFEST/マニフェスト』 © 2020 Warner Bros. Entertainment Inc. & Universal Television LLC. All rights reserved.