「ステージ4でもできる」『ビバヒル』シャナン・ドハティ、次回作は癌がテーマの映画

1990年代に大ヒットした青春ドラマ『ビバリーヒルズ高校白書/青春白書』のブレンダ役で知られるシャナン・ドハティ。以前からお伝えしている通りステージ4の癌と闘っている彼女だが、この度、癌をテーマにした新作映画『List of a Lifetime(原題)』に出演。それに伴い、作品と自身の状況について改めて語った。米Peopleが報じている。

9月14日(火)にオンラインで開催された米Lifetimeの映画『List of a Lifetime』のパネルに登場したシャナン。現在50歳の彼女は、ステージ4の癌に関する認識を変えることについて「俳優業とは別の公的な生活の中で、癌について語り、人々を啓蒙し、ステージ4の人たちが非常に生き生きと活動していることを知らせる責任が私にはあると感じている」と語っている。

写真家のカート・イスワリエンコ氏と2011年に結婚したシャナンは、「夫は、私が癌だなんて誰も思わないだろうと言っているわ。私は文句や愚痴を言ったりしないし、(癌のことを)とりたてて話題にもしない。これは私の人生の一部だから」と話し、病状を悲観せず元気に生活していることをアピール。

ケリー・フー(『ARROW/アロー』)とシルヴィア・クワン(『グレイズ・アナトミー』)らも出演する本作は、乳がんの診断を受けた女性ブレンダ・リー(ケリー)が、数十年前に養子に出した娘を捜すところから始まる。タリア(シルヴィア)と再会したブレンダは、二人で人生が終わるまでにやり遂げたいバケットリストを作り、その中で自分でも想像しなかった新たな意味のある関係に気づかされていくというストーリー。

スタッフや共演者については、「監督のロキシー・シー(『Mira Mira(原題)』)をはじめ、素晴らしい女性たちがそれぞれの準備過程で見事な仕事をしてくれたから、特に私からアドバイスをする必要がなかったの。この作品に参加できたことは信じられないほどの喜びであり、この素晴らしい女性たちと一緒に仕事ができたことに圧倒され続けていたわ」とし、称賛の言葉を贈った。

そして、この映画のキャラクターのようなバケットリストを持っているかどうかについて聞かれたシャナンは、「バケットリストって自分の人生が終わるまでにチェックリストを捌いていくようなものに思えるから変な感じがする。私は、癌患者の中で一番長生きする人間になるから、必要ないわ。でも敢えて言うならば、生きること。今のところ、それが唯一私のリストにあることね」

シャナンは2015年に乳がんと診断された後、手術や抗がん剤・放射線治療を続け、一時は小康状態となっていたものの2019年に再発、ステージ4であることを公にしていた。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

シャナン・ドハティ©NYPW/FAMOUS/シャナン・ドハティ公式Instagramより