HBO『キング・オブ・メディア』あのキャラクターはシーズン1で死ぬ予定だった

世界最大のメディア企業グループを牛耳るロイ一家の陰謀をシニカルに描く米HBO『キング・オブ・メディア』(別タイトル『サクセッション』『メディア王 ~華麗なる一族~』)。本作で巨大メディアグループの創設者ローガン・ロイを演じるブライアン・コックスが、自身が演じた役はシーズン1で死ぬ予定だったことを明かした。英NMEが伝えた。

本作は、ニューヨークを舞台に、メディア帝国を支配する一族が引き起こす醜い後継者争いを描く社会派ドラマ。コメディ映画『In The Loop(原題)』でアカデミー賞脚色賞にノミネートされたほか、『ピープ・ショー ボクたち妄想族』『官僚天国!~今日もツジツマ合わせマス~』『フレッシュ・ミート』といった英国コメディドラマを手掛けてきたジェシー・アームストロングが企画・製作総指揮を務める。

本国では、今月17日よりシーズン3の放送がスタート。新シーズンにはエイドリアン・ブロディ(『戦場のピアノスト』)とアレキサンダー・スカルスガルド(『ビッグ・リトル・ライズ』)、ホープ・デイヴィス(『ウェイワード・パインズ 出口のない街』)、サナ・レイサン(『アフェア 情事の行方』)、リンダ・エモンド(『マダム・セクレタリー』)らが新たに出演することも明らかになっている。

そんな本シリーズの中心人物を演じるブライアンは放送初期を振り返り、「もともと、私(=ローガン)はシーズン1の終わりに死ぬことになっていたんです」と、英Guardianのインタビューで明かした。「ですが、ローガンのことを作品の遠心力だと思ってもらえたのだと考えています」

命を落とすことはなかったローガンだが、ブライアンはローガンが次のシーズンに戻ってくるか定かではないのだという。「彼らは私を殺すことができるでしょう。ただ、私がいないことを寂しく思うはずです」とコメント。

彼は続けて、ローガンがこの作品にどれほど必要な存在であるかも力説。「すべては彼から派生するものであり、子どもたちの悪徳も父親に関連しています。彼らは父親を愛しているのでしょうか。もしそうなら、彼らはどんなふうにその愛を示すことができるのでしょうか」

『キング・オブ・メディア』は米HBOにてシーズン3が放送中。日本ではシーズン1~2がU-NEXTにて独占配信中。(海外ドラマNAVI)

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『キング・オブ・メディア』
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