『レジデント 型破りな天才研修医』マット・ズークリー、あの人の退場について語る

米FOXの医療ドラマ『レジデント 型破りな天才研修医』シーズン4をもって、オリジナルキャストが降板したとのニュースはお伝えした通り。そんななか、コンラッド・ホーキンスを演じるマット・ズークリーが、その人の衝撃的な退場について語っている。(※本記事はシーズン5第1話のネタばれを含みますのでご注意ください)

シーズン1からニコレット・"ニック"・ネヴィンを演じていたエミリー・ヴァンキャンプが、シーズン4をもって降板した。

シーズン4では、結婚式を挙げたニックとコンラッドの間にはジジという可愛い娘も誕生して、二人は幸せの絶頂にあったが、シーズン5の第1話で描かれたのは、ニックが交通事故に巻き込まれて命を落とすという悲劇的な展開だった。

その展開についてコンラッド役のマットは、米TV Lineのインタビューで語っている。「僕たちは人生で最愛の人、ソウルメイトを失った人物を目にする。彼はジジの目を覗き込むたびに、ニックの姿を目にするんだ。その描写を控えるとは思えないよ。コンラッドは、いくつかの答えを一つにまとめて辻褄を合わせようとしている...。だけど、時には自分が探し求める答えが驚くべき方法で出てくることがある。自分が望む答えが出ない疑問に対して、特定の答えを得ることができると思うんだ」と、ニックの死に苦悩するコンラッドが何らかの形で答えを見い出すと述べている。

そして、製作総指揮を務めるピーター・エルコフは、エミリーの降板後に迎えるシーズン5を計画するうえで、番組の適切なトーンや、いつならコンラッドが前へ進んでも差し障りがないかなど真剣に議論したと明かしている。

「ストーリーを伝えるのが少し楽だったのは、キャラクターたちが病院で働いているという事実だった。毎日、助けを必要とする人々がやって来るからね。医師はただ家で悲しめる職業ではない。彼らは前へ進む必要があるし、自分の仕事を続けなければならない。次の2話でわかるように、ニックを失った感情表現はしっかりと描かれるが、キャラクターの人生は続いていくし、彼らの仕事は重要だ。人々は病気になったり怪我をして助けを必要としていて、毎回、私たちはその瞬間の物語を伝えている。製作チームはその点にフォーカスし、ある意味で、いつなら前へ進んでも視聴者が受け入れられるかを推し量り、その決断を下した。その判断が正しいかどうかは様子見だけどね」

『レジデント 型破りな天才研修医』シーズン5は、FOXにて毎週火曜に放送中。(海外ドラマNAVI)

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『レジデント 型破りな天才研修医』©2020 Fox Media LLC.