コメディ映画『花嫁のパパ』シリーズで共演したスティーブ・マーティンとマーティン・ショートが再タッグを組んだミステリーコメディドラマ『マーダーズ・イン・ビルディング』。本作のクリエイターが、スピンオフの可能性や二人とセレーナ・ゴメスの共演について語っている。
『マーダーズ・イン・ビルディング』で中心となるのは、実録犯罪マニアという共通の趣味で仲良くなったチャールズ(スティーブ・マーティン)とオリバー(マーティン・ショート)、メイベル(セレーナ・ゴメス)という異色トリオ。3人は自分たちが住む建物内で起きた死亡事件の謎を解き明かすために奮闘するのだが、次第に自分たちの中に殺人がいるかもしれない...と考え始める。
米Deadlineのインタビューで、スティーブとクリエイターを務めるジョン・ホフマン(『グレイス&フランキー』)が、主役3人の素晴らしいケミストリーについて語っている。
「番組を観た人にとって、彼らのケミストリーが大きなサプライズだったことを願うよ。私たちは3人の相性は素晴らしいだろうと予想していたし、Zoomで彼らが一緒に台本読みをしたのを聞いたときは、製作チームの全員が衝撃を受けたよ。セレーナがスティーブとマーティンと台本を読むのを聞いたのは初めてだったが、すぐに"これは上手くいくぞ"と気づいて、彼女は役割を果たしてくれた。セレーナと2人の相性はピッタリで、自分の立場を維持するだけでなく、2人と関係を築いていくのを目にするのはスリリングだったよ」と、3人のケミストリーは抜群だったという。
そして、スティーブ演じるチャールズは、80年代にヒットした『Brazzos』という探偵ドラマシリーズに主演していた俳優という設定で、劇中に同ドラマのシーンが登場しているのだが、『Brazzos』を『マーダーズ・イン・ビルディング』のスピンオフドラマとして製作する予定はないのだろうか? その質問にホフマンが、「そのことについて何か言いたいんだよ!(笑) ブラッゾスが過去の存在だとは限らないと言っておくよ。ブラッゾスのいくつかのバージョンは、古い建物の一部に生き続けるだろう」と答え、スピンオフのアイデアがないわけではなさそうだ。
スティーブとマーティン、セレーナが抜群のケミストリーを見せてくれるという『マーダーズ・イン・ビルディング』はすでにシーズン2へ更新が決定している。日本ではシーズン1が10月27日(水)よりディズニープラスの新コンテンツブランド「スター」にて配信スタート。(海外ドラマNAVI)
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『マーダーズ・イン・ビルディング』© 2021 20th Television