Amazon『ハンナ』シーズン3で終了 ショーランナーが語る「常に意図してきた」

2011年のサスペンス・アクション映画『ハンナ』をドラマ化した、米Amazonの『ハンナ ~殺人兵器になった少女~』。シーズン2の配信直後にシーズン3へ更新が決まっていたが、これがファイナルとなることがわかった。米TV Lineなどが報じている。

本作の主人公は、元CIA工作員の父親エリックによって殺人マシーンとなるべく格闘技や戦闘テクニックを叩き込まれた16歳の少女ハンナ。暗殺者に成長し一人でヨーロッパに旅立つ決心をした彼女は、父親から「元同僚のCIA捜査官マリッサに命を狙われることになるだろう」と告げられる。そして父の言葉通り、ハンナはマリッサが送り込む刺客と壮絶な戦いを繰り広げることとなる...というストーリー。

映画版でも脚本を手がけている本作のショーランナーのデヴィッド・ファーは、シーズン3を"第三幕"と考え、このタイミングでの終了を「常に意図してきた」と米EWに語っている。「私はもともと舞台の世界にいたので、ドラマがどのように展開していくのか、常に頭の中で全幕の構成を考えていました。今回の場合は、非常に明確な流れがあると感じました」

また、エグゼクティブ・プロデューサーのトム・コーン(『ザ・キャプチャー 歪められた真実』)はハンナ(エズメ・クリード=マイルズ)とマリッサ(ミレイユ・イーノス)の複雑な関係について触れ、TV Lineに以下のように話していた。「ハンナとマリッサの関係が中心に描かれてきて、それがこのドラマの感情面においてどんどん大きな割合を占めるようになりました。これがシーズン3で物語の重要なポイントとなるのは間違いありません。シーズン1では、二人の関係は敵から味方へと変化していきました。シーズン2では、皆さんご存知のとおり母娘のような関係に発展しました。シーズン3では、二人の関係がより深いものになっていきます。二人はお互いを更に理解し始め、今まで以上に目と目を合わせるようになります。その変化の鍵となるのは、二人の過去から明らかになる秘密なのです...それがどのようなものなのかは、ぜひご覧になってみてください」

全6話からなる『ハンナ ~殺人兵器になった少女~』のファイナルシーズンは、11月24日(水)よりAmazon Prime Videoにて配信される。(海外ドラマNAVI)

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『ハンナ ~殺人兵器になった少女~』公式Instagramより