『グッド・オーメンズ』スタジオ側はメインキャストにジョニー・デップを起用したかった!

マイケル・シーンとデヴィッド・テナント主演でニール・ゲイマンのファンタジーを実写化した人気ドラマ『グッド・オーメンズ』。天使と悪魔がはまり役で人気の高い本作だが、実はスタジオ側はジョニー・デップをあの役に起用したがっていたという驚きのニュースをCBRが伝えている。

地球滅亡を阻止するため手を組むことになった天使のアジラフェルと悪魔のクロウリーを描く『グッド・オーメンズ』。天使役を『プロディガル・サン 殺人鬼の系譜』のマイケル、悪魔役を『ドクター・フー』のデヴィッドが演じ、イギリスを代表する俳優二人が見せるはちゃめちゃコンビに魅了されるファンが世界中で続出。二人はコロナ禍に完全オンラインで製作されたコメディドラマ『ステージド 俺たちの舞台、ステイホーム!』でも本人役を演じ、私生活でも仲の良い様子を見せていた。

その続編『ステージド2 俺たちの舞台、アメリカ上陸!?』では、アメリカ版リメイクを巡って物語が展開。アメリカでの知名度が足りないため、主役を置き換える必要があると言われた二人は、様々な代役候補に出会うのだが、この度実際に、似たような話が飛び込んできた。というのも『グッド・オーメンズ』でスタジオ側は悪魔クロウリー役に映画スターとして名の知れているジョニーを起用したがっていたというのだ。

原作、製作総指揮に名を連ねるゲイマンはTumblrで「誰のキャスティングに一番時間がかかったか」というファンからの質問に「デヴィッド・テナント」と答えた。「2017年のはじめ、僕はAmazonにデヴィッドにクロウリーを演じてほしいと伝えたんだ。彼らは納得しなかった。マイケルに似すぎていると思っていて、映画スター、とりわけジョニー・デップを欲しがっていた」

続けて「デヴィッドを起用しないという期間は数カ月続いた。ついに、デヴィッドが他の映画撮影に参加するか最終回答をしなければいけない日が迫ってしまったんだ。そこでAmazonに電話をして、もしデヴィッドの起用に同意できないのなら、僕に他の選択肢がないように、望み通りの作品を作ることはできないと言った。彼らは僕を信じるしかなかった。彼らは契約をしてこう言ったよ"OK,デヴィッドのキャスティングにそんなに情熱をもっているのなら、わかったよ"」

デヴィッドの華麗なる演技はもちろん、マイケルとの化学反応は世界中の視聴者を魅了し、熱狂的なファンを獲得。ゲイマンは「後々、僕が間違ってなかったとAmazonは認めたよ」と話している通り、代わりのない唯一無二の作品が誕生し、シーズン2の製作もサプライズ決定。新シーズンからのシーン画像とキーアートも既に解禁となっていた。ゲイマンの壮大な世界観に登場するマイケルとデヴィッドの姿を見られる日が待ち遠しい。(海外ドラマNAVI)

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Photo:

『グッド・オーメンズ』シーズン2 ©Amazon Studios
ジョニー・デップ©LTVM/FAMOUS